1995年1月17日。

人も地も、それまでとそれからを抱え25年の時がながれた。

 

あの日、生を絶たれた津高和一、大島幸子の作品。

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生かされた作家たちは、現実の風景と自らの内面を見つめつづける。

 

「1997年1月17日 長田」。林哲夫の描く長田はもうもうと煙をあげながらも、どこか救いを感じさせる。祈りが黒煙に飲み込まれないよう、ひかりを放っている。

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ときを経ても、かなしみは減らない。けれど、なくしたと思っていた人やものが、別のかたちで存在することを確信してきた25年という年月。

 

中島由夫の「春の訪れ」に、ようやく無限のいのちを感じとることができた。

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ギャラリー島田のあるハンター坂を下っていくと、山手幹線の横断歩道の向かいのビルに、あの日の5時46分をさしたままの時計が目に入る。止まったままで生きている時計が、そっと時間のやさしさを教えてくれる。(K)

 

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