年明けにスタートいたします、木下晋展「いのちを刻む」のため、
お忙しい木下さんが東京から作品を携えて来廊くださいました。
年末最後の展覧会、櫻井類展の会場にて、その作品は柔らかな光を放ちました。
櫻井さんの作品に赤札がいっぱいついているのを見て、「すごいね~真っ赤だね~!僕のはいつも真っ白だけどね~!」と満面の笑み(?)の木下さん。
なんだか布袋尊のようです。一足お先に七福神。
そして、この後、ギャラリーを後にした木下さんは、美木剛さんに会いに。
(美木さんは木下晋作品をコレクションされている、神戸の伝説のフレンチ「ジャンムーラン」のオーナー・シェフであられます。)
このたび発刊される木下さんの自伝の見本本を見て、大喜びされています。
「すごい!藤原書店からでるなんて!すごい!」とご自分のことのように喜んでくださっています。
帰り道、木下さんは美木さんとの思い出を語ってくださいました。
「フレンチレストランに、僕のあの大きな大合掌図を飾るなんて、びっくりしたよ!思いもよらないよね、レストランに普通は飾らないよね… 凡人には考えられないよ。ほんと凄い。」
と嬉しそう…!
しかし、本当にそうですね、レストランに木下晋作品、とはなかなかの心意気です。さすが、世界のジャンムーラン、美木さんです!
素敵な時間をご一緒させていただき、
なんだか新しい年を迎える準備が始まった気がいたしました。
さて、その自伝についてはこちら
木下晋著、城島徹編著『いのちを刻む――鉛筆画の鬼才、木下晋自伝』(藤原書店)
2019年12月発刊
人間存在の意味とは何か、私はなぜ生きるか。芸術とは何か。
ハンセン病元患者、瞽女、パーキンソン病を患う我が妻……
極限を超えた存在は、最も美しく、最も魂を打つ。
彼らを描くモノクロームの鉛筆画の徹底したリアリズムから溢れ出す、人間への愛。
極貧と放浪の少年時代から現在までを語り尽くす。
(藤原書店新刊紹介ページより)
藤原書店のトップページにも掲載されています。
http://www.fujiwara-shoten.co.jp/
そして、このタイミングで、
木下晋さんがNHKのETV特集に出演されます。
パーキンソン病に苦しむ奥様との日々をおったドキュメンタリーです。
ETV特集「日々、われらの日々~鉛筆画家 木下晋 妻を描く~」
2019年12月21日(土)23:00~24:00 NHK Eテレ
https://www4.nhk.or.jp/etv21c/x/2019-12-21/31/30486/2259685/
あわせてご覧いただき、
年明けの木下晋展「いのちを刻む」へ気持ちを高めていただけましたら、幸いです。
年明けにスタートいたします、木下晋展「いのちを刻む」の情報はこちら→http://gallery-shimada.com/?p=6668
ETV特集に登場する5つの作品がすべて集結いたします。
木下晋の集大成をご覧いただける展覧会となります。
ご期待ください。
スタッフ:容