ギャラリー島田初登場の大竹昭子さん。作家としても多くの著作を出されています。美術や写真について書かれたご本も多数。今回は、須賀敦子さんの足跡をたどる、ミラノ、ヴェネツィア、ローマの写真作品、本は、イタリア文化会館さんからおかりした貴重な、資料、そして須賀敦子さん関連の著作、大竹さんが須賀さんとお出会いされるきっかけになった、ロングインタビューが掲載されている雑誌など、が展示されています。こういう展覧会は、初めてで、とても新鮮。海文堂ギャラリーを彷彿とさせるような、ギャラリーと書店がどっきんぐしたかのような空間になっています。

懐かしいお客様が、見に来てくださることからも、そんな印象を持ちます。

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初日、先週の土曜日に開催された、大竹さんと、武谷なおみさんのトークは満員御礼。約二時間にわたる対話は、須賀敦子さんという今は亡き方を間において、思い出、それぞれのご関係から見えてくるもの、ほかでは聞けないお話、などなど大変興味深いお話を聞かせていただけました。武谷さんはイタリア文学、シチリア作品をご研究されています。イタリアといっても、北と南では文化が全く違うとのこと。須賀さんが訳されたイタリア文学についてのガイド的なお話も飛び出し、トーク後は、訳本もご購入されるお客様も多数おられました。

須賀敦子さんは、「ミラノ霧の風景」というご本で、有名になられました。このご本はエッセイ集といわれるものですが、イタリアでは作家としてエッセイを書くことはあまり評価されない、というお話もありました。

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会場風景からもトークの盛り上がりが伝わってきますね!

写真にうつっている、ちょうど左側、スピーカーの向かい側の展示は、ミラノの風景写真の下に、イタリア文化会館からおかりした、須賀さんがイタリア語に訳された日本文学、谷崎潤一郎、川端康成さんの本、又その下には、日本文学全集が置かれています。とても貴重なご本。大竹さんはこの展示コーナーを「祭壇」とおっしゃっていました。

そして奥に見えます大机の上、今回は、たくさんのご本をお買い求めいただけるようご用意しております。この機会に、ぜひ、また文学の扉を開いてみていただければと思います。

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写真作品は一点もの、エディションのあるものがありますが、もちろん販売しております。本の展示の後ろには大竹さんによる解説テキストも掲示しておりますので、ぜひそちらもご覧ください。

そして、展覧会は、明日、というかもう今日、9月12日16:00まで。ご都合つく方はぜひ、お見逃しなく、足を御運びいただければと思います。ご来廊お待ちしております。

 

スタッフ 林