1F Trois(トロワ)では梅田恭子展「合唱曲ロ短調」を開催中です。
「ロ短調」とは、あのキリエの劇的な出だしが忘れがたいバッハの「ロ短調ミサ曲」のことでしょうか。

キリエ・エレイソン… (主よ、あわれみたまえ)

展覧会評の言葉が今展覧会の紹介ページでも引かれていますが、今年1月に亡くなった元神戸新聞記者、山本忠勝さんのことを思って描かれた作品もあるといいます。

梅田さんにとって作品をつくることは祈ることに似ているのでしょうか。

鎮魂の祈り、平和への祈り、いのちへの祈り……祈りとは、切実さからは発していても、それは何といっても未来の喜びへの呼びかけなのでしょう。
梅田さんの作品からやさしげな希望の光が差すようです。

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梅田さんのやわらかいお人柄もあり、展示作業はとても楽しいものになりました。

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「どれを出そうかねぇ」なんてつぶやきながら。

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スタッフHが梅田さんの展覧会のイメージを実現するお手伝いをします。

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坪谷令子さんが様子を見に来てくださいました。何という心強さ。

DSC_4732今回、書籍のコーナーもあります。

装画に梅田さんの銅版画が使われているギリシャ語からの『直訳 新約聖書』(金の器社)を手にとってご覧いただける機会はそうはないかもしれません。
そして梅田さんの銅版画集である『ツブノヒトツヒトツ』。

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最後のチェックです。
インターンのOさんも展示に携わりながら、梅田さんの作品にますます心ひかれるものを感じているようでした。

会期中、梅田さんは毎日在廊の予定です。

繊細さをきわめた線と淡い色彩で作品たちが祈りの歌を唱和しているような、そんな場所にどうぞ身を置いてください。

ご来廊を心よりお待ちしております。

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(T)