本日、愛知県岡崎市より伊津野雄二さん、奥様の順子さんをお迎えしての展示作業でした。

DSC00111cts

展覧会紹介ページはこちら。

ギャラリー島田では、2009年5月に初めて個展をしていただいてから、今回8回目の展覧会になります。1回、1回の展覧会をご一緒するごとに、そのありのままの佇まいに込められた、いくつものメッセージをあちらこちらからと降り注がれるような心地がしています。時の積み重なりが溶け合って、現在、過去、未来が一緒になって何かを問いかけられているかのように感じ、作品を眺めていました。

DSC00109cts

舞台に上がる前、幕間に待つ作品たち。手前は「木陰の人々」という作品。

DSC00118cts

 

静けさの中に、香りがたちあがるように、それぞれの場が与えられていきました。

DSC00123cts

「ドリームクラッカー Dream Craker」という作品。今回いくつかの作品にこのドリームクラッカーが登場します。頭の上に乗っているのが、ドリームクラッカー。その名の通り、人の夢を噛み砕くのだそうです。いい夢も。わるい夢も。

例えば、ピーターパンのティンカーベルであったり、ピノキオのジミニークリケットのような存在とも言えるでしょうか。見えない何かに気づいて知らせてくれるような存在。よい夢、わるい夢を噛み砕いて、それをまたばら撒くのだそうです。人間のなすがままにしていると、偏りが生じる、そんな不具合のようなものを、このなんとも言えない表情のドリームクラッカーが、バランスをとってくれているのかもしれません。伊津野さんは、見る人が自由に想像して見てもらえたら、とおっしゃっていました。私の頭にもドリームクラッカーがのっているのかな。

展示が終わり、ライティングで、また作品の表情がいくつもの様相となって浮かびあがりました。壁面にうつる影もまたしかり。また会場にて多くの対話が生まれることと思います。

初日の明日27日は17:00より伊津野雄二さん、順子さんご夫妻を囲んでの集いのひとときをもうけます。

伊津野さんの詩句を女優の河東けいさんが朗読をしてくださることになりました。

予約不要ですので、ご都合つけば是非いらしてください。とっておきのひびきあう時間になることを楽しみにしています。

そして会期中、ゆっくりと静けさの中に耳をすまして、目を凝らしてご覧ください。作品とともに、ご来廊をお待ちしております。

(林淳子)