「歌舞伎/仮名手本忠臣蔵」
湯布院在住のゴトウ千香子さんの登場です。島田とは湯布院の亀の井別荘の中谷健太郎さんとのご縁から始まり、2009年、2011年と個展を開催しています。
歌舞伎 忠臣蔵に魅了され(恋して)、10年かけて制作された忠臣蔵シリーズ全89点のうち約15点を展示しています。
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案内状では重厚感ある作品がつかわれていましたが、白の余白、木版による鮮やかな面、柔らかでリズミカルなシルクスクリーンの線がとても魅力的な作品群です。役者の美しい動きや心情、観客であるゴトウさんの恋する気持ちが、数少ない色と線で豊かに表現されています。
展示作業後に通りかかられた、とある作家さん、「何の苦もなく、本当に楽しく描いているのがすっごく伝わってくる。それってなかなかないと思う。見れてよかった。」と仰っておりました。
作品の横に、ゴトウさんの手書きで演目や場面の解説がついていますので、より楽しんでいただけます。さらにお勧めは、恋するゴトウさん直々のトーク解説です。是非、ゴトウさんにおたずねくださいね。
実は今新しくゴトウさんが夢中になっているのは、去年イギリスに渡って、観た野外オペラ『オペラ/ピーター・グライムズ』!そちらは目下制作中なのですが、そのできたてほやほやの作品も一部展示しています。
ファッションデザイナーから依頼されて作ったことがきっかけで制作をつづけているマント。これは裏地の絹に直に描いています。もちろん一点もの。その他、ストールやネクタイも。ゴトウ千香子ワールドが満開です!
みなさま、お見逃しなく。
ゴトウさんは会期中毎日在廊予定です。是非お出会いください。
(や)