地階unでは上住雅恵さんの展覧会「Stay Alive ―エーゲ海より」を開催中です。

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これまでニュー・メキシコやプロヴァンスの風景を描いてきた上住さん。

今回の展覧会でご覧いただくのは、ギリシャのミコノス島やサントリーニ島の海と空、そして街角の光景です。

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沈みゆく夕日と、茜色に染まる穏やかな波が、少しずつ異なる時刻と角度から描かれています。

その連作が並べられ、全体としてひとつの組作品をなします。

時間と空間のパノラマ……

作品を前に、その時-空の移ろいのなかに身を置くような感覚です。

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白壁の建物が黄色をバックに描かれています。

これが神話の時代から、かの国の人々をうちつづけてきたアポロンの光でしょうか。

鮮烈な色、コントラストです。

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案内状にも使われている15枚組の作品です。

上段のドラマチックな雲の様相と太陽の光に力強さを感じるという方もいれば、下の段のどこか水墨画を思わせる落ち着いた雰囲気に心惹かれるという方もいらっしゃいます。

上住さんは95年の阪神淡路大震災の直後、震災を体験した子供たちの絵の展覧会を開催し、その展覧会はアメリカ各地を巡回しました。

いままたこのような危機の時代を迎え、上住さんの描く雲間からエーゲ海に降りそそぐ曙光が、夜明けは決して遠くないのだと告げているようです。

 

会期は5月12日(水)まで。

皆様のご来廊をお待ちしております。

 スタッフT