B1F un にて、加川広重さんの巨大絵画展を開催中です。

昨年3月に予定していた展覧会を、コロナの影響で延期になった後、今年ようやくお迎えすることができました。

神戸での加川さんの巨大絵画の展示は、2013年、2014年、2015年とKIITOで3回開催した「加川広重巨大絵画が繋ぐ東北と神戸」以来となります。

展覧会紹介ページはこちらからご覧いただけます。

DSC07875   宮城からはるばる、作品を積んだトラックを運転されてお越しいただきました。

何枚にも分けて描かれた大きなパネルが次々と運び込まれていきます。

DSC07886 DSC07893 DSC07899   スタッフ総勢で、慎重に丁寧に作品を組み合わせていきます。

今回のためにギャラリーの壁に合わせて制作された作品とともに、壁一面では収まりきらず一部分のみ展示されている作品も。

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照明のセットにも工夫を凝らしました。スポットライトの柔らかい光を活かしながら、作品の明暗と調和するライティングとなっています。

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使い込まれたパレットを片手に筆を入れる加川さん。まっすぐに作品をみつめる眼差しが印象的でした。

こちらの作品は今回のDMにもなった「2011.3.12 夜明け前」。 津波の後の土砂や瓦礫にうずもれた被災地の物たちにも「色」「輝き」がありました。そこに存在する人々の記憶を鮮やかに描いた作品です。

 

 

震災から10年経った今ですが、加川さんは、記憶が薄れる中で、逆に今だから描けることがあり、今は描けないこともまだたくさんあると仰られていました。

臨場感をもってその状況が立ち上がってくる作品に囲まれ、この震災の根深さ、複雑さをあらためて疑似体験するかのような、当時の感覚を作品の目の前に立つ私たちが再認識することのできる空間となりました。

 

本展では、巨大絵画プロジェクトに携われた方々をお招きして、関連サロンを開催することができました。

3月21日に開催されたトークイベント「加川広重:巨大絵画を語る」や、

3月27日以降の関連コンサートについては、追ってご紹介いたします。

 

本展は3月31日(水)まで開催中です。みなさまのご来廊をお待ちしております。

 

(スタッフF)