1F troisで開催中の

《「加川広重 巨大絵画が繋ぐ東北と神戸」の記録》そして

《フランス・ペルシュからの贈り物 ―10年目の“11 / 3 / 11 FUKUSHIMA”》

展覧会紹介ページはこちらのリンクをご覧ください

加川作品

「加川広重 巨大絵画が繋ぐ東北と神戸」は2013年・2014年・2015年の3回にわたってデザイン・クリエイティブセンター神戸 KIITOで開催されました。

宮城県出身で2011年の東日本大震災に遭い、その被災地の姿を題材に幅16mという絵を描きつづける加川広重さん。

芸術文化支援のためにたびたび東北を訪ねていた画廊主・島田誠が、加川さんの作品「雪に包まれる被災地」に出会い、ぜひこの作品を神戸でも展示したいと始まったプロジェクトです。

「巨大絵画」の展示を中心に、音楽、舞踊、シンポジウムなどさまざまな企画が実現しました。

それらは分厚い記録誌と映像記録にまとめられています。

記録誌

今回の展示は3月20日から始まる「加川広重展 3.11 夜が明けるまで」を前に、「加川広重 巨大絵画が繋ぐ東北と神戸」を、記録誌・写真・映像で振り返るものです。

(「加川広重展 3.11 夜が明けるまで」の展覧会紹介ページはこちらのリンクからどうぞ。)

KIITO写真

 

同じ会場で展示中の《フランス・ペルシュからの贈り物 ―10年目の“11 / 3 / 11 FUKUSHIMA”》。

東日本大震災からちょうど5年目に当たる2016年3月11日、フランス在住の山田晃稔さん・迪子さんご夫妻が中心となって、南ノルマンディーのモルターニュ・オ・ペルシュで追悼展「11/3/11  FUKUSHIMA」が開催され、加川広重さんも参加されました。

(より詳しい経緯は展覧会紹介ページをご参照ください。)

そしてこの10年の節目に、山田さんたち10人のフランス在住の作家による作品の贈り物が届きました。

FUKUSHIMA

フランス、英国、ドイツ、日本…国籍もさまざまの作家の皆さんが震災に寄せる追悼の思い。

ジャン・フランソワ・ロランさんは”FUKUSHIMA NO KAMI”(福島の神)と題された詩の本です(イザベル・マヴィットさんの版画が添えられています)。

詩と版画

会場では作品に加え、2016年の「11/3/11  FUKUSHIMA」展の記録誌、写真と映像、またジャーナリストのモニック・ヴェガンさんが展覧会についてお書きになった文章をご覧いただきます。

ヴェガンさんは5年前の追悼展でも2度「ウエスト・フランス」紙に大きな記事を載せてくださったそうです。

映像と写真、記事

ヴェガンさんのテキストから少し引用します。

 「この奇跡のような時間を共に過ごした人たちの胸の中には、その時の記憶が実に意味のあるものとして残っている。福島の惨事について考えなければならないという地球全体にかかわる課題のために、国籍を問わず深い友情で手を結んだこのアーチストたちのことを、誰もが記憶にとどめている。アーチストであれ、応援して手伝った人であれ、その場にいた人の誰もが、時間も労力も惜しまずに会の遂行に全力を尽くした。2021年の今、彼らは言う。『あの追悼展覧会は、どうしても遂行しなくてはならないもので、そうすることによって闇に包まれた物の影に光を当てなければいけなかったのです』」

 

会期は3月31日までです。

3日17日までの「震災の街、厄災の今 ―ギャラリー島田コレクションより」と

3月20日から始まります「加川広重展 3.11 夜が明けるまで」とあわせて、ぜひご覧ください。

(スタッフT)