会場風景がご覧いただけます!
展覧会紹介ページはこちらから

壁面には、きれいな装丁の本が並び、思わず手にとってパラパラしたくなります。

どうぞゆっくりご覧ください。本の空間にさりげなく、絵画や、立体作品もあわせて展示しています。こちらもギャラリーコレクションから。

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ギャラリーで本を見る、何気にこういう機会はなかったかも。ゆっくりと美術&本の世界にひたってください。

コロナウィルスの動きも波がありますが、ギャラリーは比較的静かに穏やかに、蜜はさけられている空間なので、どうぞお気をつけてお越しください。

 

(スタッフH)

1F troisでは泉昭人さんの展覧会を開催中です。

展覧会紹介ページはこちらのリンクをご覧ください

正面

モンドリアンのあの<赤・青・黄のコンポジション>を思うと

ほとんど逆説的なタイトルのようで面白くさえ感じてしまうのですが

泉さんが描きつづける<Composition>は

色は同様にシンプルな「赤・青・黄」でも

その色彩の帯が複雑きわまる軌跡を描きつつ絡み合い

幾重にも層をなすシリーズです。

その<Composition>がタイル状に

展示室の正面の壁いちめんに飾られています。

それぞれ独立した作品ですが

こうして壁全体を覆うように並べられ

ひとつのエネルギッシュなインスタレーション作品となっています。

直線の

そして今回は直線で構成された<Composition>も。

これはマーク・ロスコの伝記に触発され、着想したシリーズだそうです。

index

奥にみえるのは2017年の展覧会タイトルでもあった

<記憶の索引>シリーズの作品です。

青く塗りこめられたバックにいかにも「ポツン」というたたずまいで

これはコンテナでしょうか? 不思議な風景が浮かび上がります。

力強く迫ってくるような<Composition>とは対照的に

その翳りのある静謐さに引き込まれます。

 

今回の展覧会に合わせて泉さんの小品のオンライン・ストアを公開しました。

こちらのリンク(ギャラリー島田オンライン・ストア)をぜひご覧ください

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皆様のご来廊を心よりお待ちしております。

(スタッフT)

B1F un にて、加川広重さんの巨大絵画展を開催中です。

昨年3月に予定していた展覧会を、コロナの影響で延期になった後、今年ようやくお迎えすることができました。

神戸での加川さんの巨大絵画の展示は、2013年、2014年、2015年とKIITOで3回開催した「加川広重巨大絵画が繋ぐ東北と神戸」以来となります。

展覧会紹介ページはこちらからご覧いただけます。

DSC07875   宮城からはるばる、作品を積んだトラックを運転されてお越しいただきました。

何枚にも分けて描かれた大きなパネルが次々と運び込まれていきます。

DSC07886 DSC07893 DSC07899   スタッフ総勢で、慎重に丁寧に作品を組み合わせていきます。

今回のためにギャラリーの壁に合わせて制作された作品とともに、壁一面では収まりきらず一部分のみ展示されている作品も。

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照明のセットにも工夫を凝らしました。スポットライトの柔らかい光を活かしながら、作品の明暗と調和するライティングとなっています。

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使い込まれたパレットを片手に筆を入れる加川さん。まっすぐに作品をみつめる眼差しが印象的でした。

こちらの作品は今回のDMにもなった「2011.3.12 夜明け前」。 津波の後の土砂や瓦礫にうずもれた被災地の物たちにも「色」「輝き」がありました。そこに存在する人々の記憶を鮮やかに描いた作品です。

 

 

震災から10年経った今ですが、加川さんは、記憶が薄れる中で、逆に今だから描けることがあり、今は描けないこともまだたくさんあると仰られていました。

臨場感をもってその状況が立ち上がってくる作品に囲まれ、この震災の根深さ、複雑さをあらためて疑似体験するかのような、当時の感覚を作品の目の前に立つ私たちが再認識することのできる空間となりました。

 

本展では、巨大絵画プロジェクトに携われた方々をお招きして、関連サロンを開催することができました。

3月21日に開催されたトークイベント「加川広重:巨大絵画を語る」や、

3月27日以降の関連コンサートについては、追ってご紹介いたします。

 

本展は3月31日(水)まで開催中です。みなさまのご来廊をお待ちしております。

 

(スタッフF)

ギャラリー島田では、3月は震災に関連した展覧会を開催中です。

B1Fのunでは、ギャラリーのコレクションを中心に、東北・神戸の震災を振り返るきっかけとなるような作品が集まっています。

展覧会情報はこちらからご覧いただけます。

DSC07786 昨年のコレクション展「25年目の1.17」にも登場した作品も多数並んでいます。

このうち1点、今回の展覧会のためにお持ちいただいた作品があります。 DSC07784 DSC07794 高濱浩子さんの『童話 「おわりとはじまりのあいだ」』です。

岩手県盛岡市で開催された「つながる」アートコミュニケーション展に、神戸出身の高濱さんは阪神淡路大震災の被災者として参加。盛岡市中央公民館にて公開制作され、県内各地を巡回しました。

お世話になったとあるお医者さんを東北で訪ねたとき、あたたかく迎えてくださったというお話を伺いました。

その方は「キラキラした神戸からようこそ」と仰ったそうです。その「キラキラ」には、かつて震災から復興した神戸の街に対する思いが込められていたのだろうと、お互い震災を経験した街に住む者同士繋がるものがあった、と髙濱さんは語られていました。

震災から1年後に東北を訪れた高濱さんが、そこで見た景色をまっすぐな言葉で綴ったキャプションもあわせて、ぜひご覧ください。

DSC07797 フェルナンド・モンテスさんのテンペラ画を前に語らう高濱さんと蝙蝠。

「作者の方が亡くなられても、作品はこうして残っていくのですね」と仰られていたのが印象的でした。

 

本展は17日(水)まで開催中です。

ぜひ足をお運びください。 (スタッフF)

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1F troisで開催中の

《「加川広重 巨大絵画が繋ぐ東北と神戸」の記録》そして

《フランス・ペルシュからの贈り物 ―10年目の“11 / 3 / 11 FUKUSHIMA”》

展覧会紹介ページはこちらのリンクをご覧ください

加川作品

「加川広重 巨大絵画が繋ぐ東北と神戸」は2013年・2014年・2015年の3回にわたってデザイン・クリエイティブセンター神戸 KIITOで開催されました。

宮城県出身で2011年の東日本大震災に遭い、その被災地の姿を題材に幅16mという絵を描きつづける加川広重さん。

芸術文化支援のためにたびたび東北を訪ねていた画廊主・島田誠が、加川さんの作品「雪に包まれる被災地」に出会い、ぜひこの作品を神戸でも展示したいと始まったプロジェクトです。

「巨大絵画」の展示を中心に、音楽、舞踊、シンポジウムなどさまざまな企画が実現しました。

それらは分厚い記録誌と映像記録にまとめられています。

記録誌

今回の展示は3月20日から始まる「加川広重展 3.11 夜が明けるまで」を前に、「加川広重 巨大絵画が繋ぐ東北と神戸」を、記録誌・写真・映像で振り返るものです。

(「加川広重展 3.11 夜が明けるまで」の展覧会紹介ページはこちらのリンクからどうぞ。)

KIITO写真

 

同じ会場で展示中の《フランス・ペルシュからの贈り物 ―10年目の“11 / 3 / 11 FUKUSHIMA”》。

東日本大震災からちょうど5年目に当たる2016年3月11日、フランス在住の山田晃稔さん・迪子さんご夫妻が中心となって、南ノルマンディーのモルターニュ・オ・ペルシュで追悼展「11/3/11  FUKUSHIMA」が開催され、加川広重さんも参加されました。

(より詳しい経緯は展覧会紹介ページをご参照ください。)

そしてこの10年の節目に、山田さんたち10人のフランス在住の作家による作品の贈り物が届きました。

FUKUSHIMA

フランス、英国、ドイツ、日本…国籍もさまざまの作家の皆さんが震災に寄せる追悼の思い。

ジャン・フランソワ・ロランさんは”FUKUSHIMA NO KAMI”(福島の神)と題された詩の本です(イザベル・マヴィットさんの版画が添えられています)。

詩と版画

会場では作品に加え、2016年の「11/3/11  FUKUSHIMA」展の記録誌、写真と映像、またジャーナリストのモニック・ヴェガンさんが展覧会についてお書きになった文章をご覧いただきます。

ヴェガンさんは5年前の追悼展でも2度「ウエスト・フランス」紙に大きな記事を載せてくださったそうです。

映像と写真、記事

ヴェガンさんのテキストから少し引用します。

 「この奇跡のような時間を共に過ごした人たちの胸の中には、その時の記憶が実に意味のあるものとして残っている。福島の惨事について考えなければならないという地球全体にかかわる課題のために、国籍を問わず深い友情で手を結んだこのアーチストたちのことを、誰もが記憶にとどめている。アーチストであれ、応援して手伝った人であれ、その場にいた人の誰もが、時間も労力も惜しまずに会の遂行に全力を尽くした。2021年の今、彼らは言う。『あの追悼展覧会は、どうしても遂行しなくてはならないもので、そうすることによって闇に包まれた物の影に光を当てなければいけなかったのです』」

 

会期は3月31日までです。

3日17日までの「震災の街、厄災の今 ―ギャラリー島田コレクションより」と

3月20日から始まります「加川広重展 3.11 夜が明けるまで」とあわせて、ぜひご覧ください。

(スタッフT)

B1F unでは、奥田善巳さんと木下佳通代さんのコレクション展を開催中です。

展覧会紹介ページはこちらからご覧ください。

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このおふたりの展覧会は本展で3回目です。 奥田さんの過去には出展していなかった作品も登場。そして、今回はすこし違った試みで展示してみました。

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大きさ様々、色とりどりの作品を、壁に敷き詰めるように展示。スタッフのあいだでは「モンドリアンのような印象」がコンセプトになっていました。 同じ色が隣り合わないように、遠くで見たかたちがきれいになるように…と、試行錯誤しながらの展示でした。

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巨大な青い色面を見据えるように、木下さんの作品も並びます。

冷静さと力強さの同居した奥田さんの作品と、熱さと鋭さの同居した木下さんの作品との対比をお楽しみください。

本展は3月3日(水)までです。

なお、西宮市大谷記念美術館にて、「没後10年 奥田善巳 ―ネガとポジ・空間と平面―」 開催されています。 こちらは3月21日(日)まで開催中です。

*詳細は大谷記念美術館ホームページでご確認ください。

こちらもあわせてぜひ足をお運びください。

(スタッフF)

1F troisでは黒川紳輝さんの展覧会を開催中です。

展覧会紹介ページはこちらのリンクをご覧ください

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ギャラリー島田では3年目、3度目のご登場となります。

その3回のあいだに、変わらないようでいて変わっているような、そんな黒川さんの作品世界の移りゆきが面白く感じられます。

黒川さんご自身が、いまではこの会場のイメージを自在に織り込んで作品を制作していらっしゃるようです。

いつも南側の広い壁を、白を基調にした大きめの、歪んだ六面体が連なったような作品が飾ります。

理由はこうと、はっきりとは言えないのですが、展示室とぴったりと息の合ったその佇まいにハッとさせられます。

皆さんにもぜひ、この「ハッ」を感じていただければと思います。

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そしてまた、私たちも2回、3回と黒川さんの作品に接するうち、その作品世界の自分なりの見方というものが養われていくようです。

黒川さんの作品は、展示室の空間を歪めようとするエキサイティングな試みのように見えてきました。

すると、この斜めに張りわたされた棒状のオブジェは、そんなひずんだ空間の新しい座標軸かなと思ったり……。

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troisとdeuxのあいだの通路を奥へ進んだ「パティオ」にも大きな作品が展示されています。

どうぞお見逃しになりませんように。

 

黒川紳輝展は3月3日(水)までです。

皆様のご来廊をお待ちしております。

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(スタッフT)

1F troisではギャラリー島田の所蔵する山内雅夫さんの作品をご覧いただいております。

展覧会紹介ページはこちらのリンクからご覧ください。

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ジンクホワイトという絵具を塗り重ねて塗り重ねて、白い石板のようになった作品が並びます。

作品によっては、サヌカイトという石が埋めこまれ、黒く鋭い断面をのぞかせています。

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山内雅夫さん、そして地階unでやはりコレクション展を開催中の武内ヒロクニさんも、画廊主 島田誠の著書『絵に生きる 絵を生きる -五人の作家の力-』(風来舎)で取り上げられた「五人」のうちのお二人です。

「白に生きる」と題された山内雅夫さんの章。

 「山内雅夫とは、人が存在することの意味、美が美であることとはどういうことかを問いつづけ、宗教の海を泳ぎ、哲学の森へ分け入り、表現の山頂をめざす人。それを観念の世界にとどめることなく…白く巨大な画面に塗り込める人。不易であるものを求めつづけて私の前に立ちはだかったとんでもない巨人」

山内さんの印象をこんなふうに述べています。

 「『島田さんは、ぼくのことをわかっていないから』と何十回もいわれた気がする。被虐嗜好と鈍感力に優れた私だからお付き合いを続けられたのかもしれない」

このくだりなんかはちょっと笑ってしまいます。

 確かに、どうしてこんな苦行のような作業をつづけるのだろう、と容易な理解をはねつけるような作品ではあるのですが、もしかしたら、この絵の具の塊を、これをそのまま見てくれといっているのかもしれない、とも思ったり。

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山本忠勝さんはその評論で山内さんの作品を「光の堆積」だといいました。

「つまりジンクホワイトの分厚い層が、ついには光の貯水槽、つまり光のダムの役割を担うことになるのである。水なら光を通過させてしまうからそこに光の痕跡は残らない。だが山内が構築する絵の具のダムには、光が大量に滞留する。むしろ光が物質となって留まるのだ」

(『坂の上の作家たち -ギャラリー島田という絶壁- 山本忠勝評論集』所収「宇宙を横切る手 山内雅夫展『MONUMENT』」より)

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ギャラリー島田以外ではなかなか見る機会のない作家さんです。

ぜひ直接作品をご覧になって、力強くそれでいて静謐な、その無二の佇まいに接していただきたく思います。

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(スタッフT)

ギャラリー島田のコレクション+(プラス)シリーズの10番目になります。

海文堂ギャラリーからの長いお付き合いとなる武内ヒロクニさんの作品をご覧いただきます。

展覧会紹介ページはこちら

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充実したコレクション作品、電動歯ブラシ色えんぴつ党と言われていた頃の、モザイク画のような細かい画面の作品から、出来立てほやほやのアトリエから運び込まれたジャストナウ!の作品まで、そして、ファンにはおなじみ、毎日新聞連載「しあわせ食堂」の原画シリーズなど盛りだくさんに楽しくワイワイにぎやかな、見ごたえたっぷりの展覧会となっております。

最近の絵は、ヒロクニ先生、とっても紙を手をしごいておられて、そのなんというか手になじんだ紙の質感も一体となった絵をどうぞご注目いただければと思います。目(eye)があちらこちらに登場して、こちらを鋭くキラリと見つめているようですよ。

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こういう時期だからというので、ヒロクニ先生は驚くようなお手頃価格で新作ドローイングをご用意してくださっています。ぜひお手もとへ。

そして、ちょうど今頃、オンラインミュージアムでもヒロクニさんページが完成して、ご覧いただけるように整いましたので、ぜひ、ギャラリーに来られない方もご覧いただければと思います。こちらでは動画もご覧いただけますよ。

ヒロクニ先生の手となり足となり、寄り添い支える奥様サホリさんのブログはこちらから

展示作業の様子や、コレクターさんとの問答など、サホリ節のきいたとってもおもしろいレポート是非!

(スタッフH)

現在ギャラリー島田 全3会場で開催中の「渡辺信子:色彩と空間の向こうの向こう」。

その渡辺信子さんのピアノ演奏が1月23日(土)に地階会場unで開かれました。

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実は渡辺さん、大学のピアノ科をご卒業で、

現在もピアノの先生でもいらっしゃいます。

unの展示は白がテーマ。

そこへ真っ白な衣装で登場された渡辺さん。

プログラムはサティ、ドビュッシー、

そして即興演奏「White 6つのかたち―飛翔」。

「White…」は渡辺さんがその前で演奏された壁の大きな作品のタイトルです。

フランス近代の曲がお好きなのですか?

とお尋ねすると、

「本当はモーツァルトが好きなんですけど、今回の作品にはこの曲かな、と思って…」

と渡辺さん。

確かに、

白い布を張りこんだ渡辺さんの作品が展示されたことで

展示室全体が渡辺さんの作品のようになったそこへ、

白い霧のようなサティの音楽世界が立ちこめ、

耳を傾ける私たちを不思議な陶酔へと誘ったのでした。

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お集まりいただいた皆さんにたいへんご好評をいただき、

ぜひもう一度と、

アンコール演奏会を、

1月31日(日)15時から開催することとなりました。

ご参加を希望される方は、

電話 078-262-8058か、

メール info@gallery-shimada.com

までご予約ください(参加無料)。

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(スタッフT)