
重松あゆみさんは現代陶芸の若手の旗手であった。いまや、後進に大きな影響を与え、海外で注目される円熟の時代を迎えようとしている。しかし、重松さんの「不快感のある快感」という言葉で象徴される個性は不変で、その形態的な違和感や、視覚的なエロス、色彩的な不快感、触覚的な粘着感のバランスが心地よい。
独特のオブジェが醸していたユーモアや軽みのある行方が楽しみである。
島田 誠
◆1F deuxにて 12:00~19:00
※最終日は~16:00まで。
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