-Angels we have heard on high-

伊津野雄二展

光の春を待ち望む美しき精神

伊津野雄二さんの作品が醸し出す気品は何処から来るのだろうか?岡崎(愛知県)の村の森の入口にあるお宅。手入れの行き届いた花壇や野菜畑、積み上げられた薪などの佇まい。街より早く、鮮やかに訪れる季節の便り。長い沈黙との対話、手が施すのを待っている木との交感、その刻々が余剰なものを流し、美しくも厳しいフォルムと言葉を削り出してくる。微細な傷跡のように降り積もる刻に晒しきった私たちの純なるものの美しき残影。それは、そのように律した作家自身の分身であり、凛として美しくも厳しさを漂わせている。

<作家の言葉>

数十回の美しい季節を通り過ぎるあいだに、耳もとをかすめ小さな羽音を残し
翔び去るものがいる。人はそれをムーサといい、天使という。

青銅の翼をもつものよ、少女の肩で休みなさい。千年の思索をもって。
麻織の翼をもつものよ、少年の肩で休みなさい。幾千の旋律をもって。

私たちもまた、胸の底に沈めた想いを翼にのせ空に放とう。
かろやかに壁をとびこえ、時をこえ、まだうまれない子どもたちの肩にとまるようにと。
時代も文明もまた、その羽ばたきと休息をくりかえす。自然の息づかいのままに。
光の春の喜びとともに 再生の祈りを翼にのせて  たのしいクリスマスを!

伊津野雄二

◆B1F deuxにて 12:00~19:00
※火曜日は~18:00、最終日は~17:00まで。

作家を囲んでのささやかなオープニングを行います。気品に満ちた祝祭の空間で、フルートのクリスマスメドレーを聴きながら、ワインを片手に楽しいひと時を過ごしましょう。
11月27日(土)17:00~  ゲスト・フルーティスト角家道子さん

■作品及び会場風景 ※画像をクリックすると拡大して表示されます。

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作品9 作品4
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作品6 作品8
作品10