対話展・2013

 洲之内徹さんは、仰ぎ見る存在であっても、親近感はさほどではありませんでした。なぜなら、余りにも違いすぎるからです。
洲之内さんの、美に対する、人に対する、女性に対するあくなき執念は、私には持ちようがないからです。
でも何故か、振り返れば洲之内さん系譜の作家が結構、うちで発表したり、コレクションにあったりします。その最初の作家が木下晋(鉛筆画家)さんで、そのあと、高野卯港さん。現代画廊で個展をし、次の個展を約束されながら洲之内さんが亡くなられました。その個展を当時の海文堂ギャラリーが受け継ぎました。洲之内さんの生誕100年、卯港さんの没後4年の命日が最終日(10月2日)にあたります。
花岡画廊さんの協力で、おなじ生誕100年の松田正平さんの作品を出品するほか、窪島誠一郎さんによる村山槐多の復刻銅版画「猫を描く裸婦」や鴨居玲の未発表クロッキーなどもご覧いただきます。
島田 誠

◆1F deuxにて 12:00-19:00
*火曜日は-18:00、最終日は-17:00まで。

◇出展作家
木下晋 高野卯港 野見山暁冶 宇野政之 吉永邦治 川島猛 水村喜一郎
猪熊弦一郎 松田正平 横田海 高橋新吉 村山槐多 鴨居玲 ほか

◇第262回 土曜サロン ギャラリートーク 
9月21日(土) 17:00~ (無料・要予約)
「実像としての洲之内徹」
木下晋(鉛筆画家)×林哲夫(画家・装幀家)