イメージから入ると絵が固くなってしまう。作意が強く見えてしまう。もっと自然に湧いてくるような絵を描きたい。納得のいく絵に出会うため何度も何度も画面をつぶす。つぶす過程で偶然に現れる色や、形のようなものを瞬間的に残し、色を足し、筆を動かす行為に集中する。時間のかかる制作過程だ。だがこの頃になってこれが自分の描き方だと思えるようになった。先の見えにくい無計画な制作方法ではあるがこのやり方を続けていこうと思っている。

絵の向こう側に一体何があるのだろう。時に、風や光やこころの痛みをそこに感じ、制作を繰り返す日々である。
三沢かずこ

会場:B1F un
会期:2021年12月11日(土)-12月22日(水)
11:00-18:00  ※最終日は16:00まで