2021年の新年に個展ができるのはとても嬉しいです。
un,deux ,trois 3つのスペースで展示します。

B1F un では白と空間がテーマです。
飛翔 6つのかたち を中心に 白の作品を制作します。作品は全て新作です。
私の作品は木枠に布を張ってできています。木枠のないところは曲面のカーブになります。大きさ、かたちによってなだらかな美しい曲面ができます。ふたつのそれぞれのかたちの木枠のない部分を接合して新しいかたちが出来上がります。この境界が作品の中心になります。
布の張力によって現れたフォルムはひじょうにのびやかで やわらかく やさしく あたたかく 時には鋭く緊張感があります。
音楽大学でピアノを専攻していた時、具体と出会いました。
初めての個展では白いキャンバスに白い樹脂を流して作りました。
その後、木製の構造体を白い綿布で全体を覆い、引っ張ってはる、布の張力を利用した作品を作りました。光と影が大切な作品です。
白は私の原点です。白はすべてのものを吸収しすべてのものを反射します。
deux では色彩がテーマです。ステンレスの彫刻を中心に小品、コラージュ、ドローウィング、水彩などを展示します。
troisは Redと空間がテーマです。Redによるコーナーピースで構成されています。微妙に違うRed,Dark red , Wine red です。
新しい空間を感じれたらいいなと思います。
un, deux ,trois 3つのスペースの対比を楽しんで頂きたいです。
制作の合間にピアノを弾いています。音楽で表現できる、感性、感覚、、感情、微妙なニュアンスや表情は美術とは違いますが心の奥底では深く結びついていると思います。
会期中にピアノも少し弾かせて頂くことになりました。
1年に2回、ドイツのデュッセルドルフに行きます。小さな住まいがあり、そこでドイツやフランスの展覧会の作品を制作しているのですがコロナでもう1年以上も行っていません。
コロナは一体どうなっていくのでしょうか?
早く終息してほしいと祈っています。
2021年が皆様にとって良い年になりますようにお祈り申し上げます。
渡辺信子

かすかなるものに目を凝らし 耳をそばだてる
軽やかに聖なるものと 光を静かに孕み 風さえも 音さえも 表情を変える 自然が自らおこす相貌を折々に感じさせる
それは例えばどこかから聞こえてくる音楽に耳を澄ますことに似て、見る者の在りようが重なりあうように一体化される。
ギャラリー3つの空間それぞれに象徴的な無限の空間をなし、それは安藤忠雄を骨格とした長い歴史のなかで変奏される。
渡辺の作品によって、空間全体が見る人の佇まいや息そのものまで孕みこんでいる。島田誠

会場:B1F un, 1F deux, trois
会期:2021年1月8日(金)-2月2日(火) 11:00-18:00
※休廊日:1月13日(水)、20日(水)、27日(水)

◆作家トーク 聞き手:池上司(キュレーター)
1月9日(土) 15:00 – 16:00 B1F unにて <要予約・無料>

◆渡辺信子 ピアノ演奏
1月23日(土) 15:00 – 15:30 B1F unにて <要予約・無料>