絵が充分に語れていないところを言葉で補ったり、観る人を誘導してしまったり、意味深長に見せかける装飾をしがちだから、私は今回、絵に解説・講釈など修飾語の砂糖や黄な粉をまぶすのは止そうと思う。
ぶざまでも素顔のままの絵を生で見て欲しい。
大森翠

このところ、ずっと大森さんのことを考えている。言葉にすることに迷いがあるのだ。でも、考えてみれば、その思いを抱いているときがいちばん大森さんに接近しているかもしれない。言葉にするときは「ずれ」がすでにあるから。
時に臥せっていたり、心を閉ざすこともある人だが、でもいざ、作品となり、空間となるときは、美しく匂いたち、静かに艶やかにある。それだけの修練をしてきた佇まいだ。不思議な人だ。
島田誠

会場:B1F un
会期:2020年9月12日(土)- 9月23日(水)
11:00-18:00 ※最終日は16:00まで