1997年8月に97歳で亡くなられた俳哲翁。今年は生誕120年で姫路文学館で永田耕衣展が開催されます。
前衛的・哲学的な俳句を読むとともに書や絵も良くし、その独創性において高い評価を得ている。その思想、生き方など、強く惹かれるものがある。「出会いは絶景」を口癖に人間観を根源的に詠う俳句。「あんな悪筆は天下に類を絶する。悪筆もここまでくれば神に近し」と小野蕪子に評された書、棟方志功との交流の中から生まれた個性あふれる描画。今回はそうした小品を身の回りに飾り楽しむように構成してみました。どうぞ、お気軽にお楽しみください。
島田誠

泥鰌浮いて鯰も居るというて沈む
露白の脳髄の蠅びいきかな
人生を空費して居る柳かな
永田耕衣

永田耕衣誕生から百二十年になります。
枯草の大孤独居士ここに居る
(耕衣最後の一句)

ギャラリー島田では2011年、12年に永田耕衣書画展を開催してきました。
今回は私たちの暮らしの中に耕衣の世界を見立てて、資料などと共々お楽しみいただきます。
島田誠

◆ 生誕120年記念 俳人永田耕衣展
1月11日~4月5日 (姫路文学館)

会場:1F deux
会期:2020年2月22日(土)- 3月4日(水) 11:00-18:00
※最終日は16:00まで