塩屋から須磨の一駅のあいだ、時間にすればほんの2,3分の移動ですが、窓の外には海が開けていてそれをほぼ毎日見ています。毎日見るというのは旅先の一度きりの出会いの景色とは違う、風景を風景として片付けられないというか。季節や天候や時間によって変わる眺めは、だんだんと人格的なポーズや表情、佇まい、立ち居振る舞い、衣服や肌理といったものに近いものに感じてきます。親しくなるんですね、分かってくるから新しいものも見えてくるという感じ。

絵は窓の外の風景ではなく、惑星(的な存在)それ自体のプロポーション、その魅力についての素描であるというような思いはずっと片隅にあります。
櫻井類

会場:B1 un
会期:2019年12月7日(土)- 12月18日(水)11:00-18:00 ※最終日は16:00まで

◆ 12月15日(日)17:00〜 アーティストトーク 櫻井類×中井浩史(画家) 要予約・無料