3月、色々な想いがあり、ゆくべき道を探す思いで、まだ厳しい寒さ、零下10度のデンマークの雪原に立ちました。大きな出会いと別れがあって・・母が亡くなった歳になり・・24年前に島田さんと出会ったギャラリーがあった海文堂書店もなくなり、それでも私は今生きていて・・・初心・芸大大学院で描いた油彩大作から今年の北欧の雪道を描いた新作までその間30年の選び取った作品を並べます。

深い小説に絵を添えさせて頂く機会や、来年1月5日~26日は三木市立堀光美術館で特別企画「井上よう子~切なく温かい青の情景」展の機会も頂き・・ホスピタルアートや東北の方々や個人にも、絵がもたらす素敵な力を信じこれからも日々描き続けていきたいと思います。                                     井上よう子

 

井上よう子自選展によせて

井上さんと最初の出会い(1989年)から四半世紀近くに及びます。もともと抜群の描写力を持っておられますが、様々な体験と、弛みなく重ねられた努力により生み出された、清冽な抒情を湛え、魂への深い浸透力をもった作品は、高い評価に繋がってきました。その軌跡に寄り添ってこれたことをうれしく思います。 今回は、初期の名作「遠くでなにが起ころうとここは静かだ」(1982年)から、新作にいたるまで、作家による自選作品で構成してみました。誠実な歩みによる結晶を、みなさんと共に、ゆっくりと味わいたいと思います。                                                                     島田 誠

B1F 10/19(土)~30(水) 12:00-19:00
*火曜日は-18:00、最終日は-17:00

・オープニングパーティ 10/19(土)17:00~
井上よう子さんを囲んで。どなた様もご参加ください。