青草のごとく、どんな世になろうと、無量寿の心で「今、いのちを生きる」。
そんな覚悟をもって生きる自分でありたい願をこめ、IKIRUを描く。

「今、いのちを生きる」
17年前、ガン告知を受け、生きる気力を無くしてた時期に、旅で訪れた竹富島の色鮮やかな風景とそこに根付く力強い動植物の真向きに生きる様は、私に「力の限り生きてみろ」と一喝し、元気と勇気をくれた。そんな偶然の出会いを必然に変えてくれた強烈な存在感のクワズイモ。現場で全紙に彼等の生き様を描く静寂さの中で命の息づかいを感じる。しなやかな強さの中に優しさとその命を生かしてゆく智慧、それを知るのが生きぬくものの強さなのだと痛感した瞬間でした。
情報社会の今、人は将来を思い悩む余り、真の生きるを見失いがちになる。「いのちはすでにここにある」。そのいのちをそのまま覚悟をもって生きる様を全身で描いた今のIKIRUを伝えたい。  松永恵子

墨彩画家、松永恵子のギャラリー島田での初個展です。様々な困難を抱えながら全力で「IKIRU」。
その姿勢が発するビーム光線を感じ続けてきました。それは段々と切迫度を加え、いまや「IKIKIRU」といった趣です。「桜」、竹富島の「シーサ」、蛙の笠を思いださせる「クワズイモ」や、旺盛な力を秘める
沖縄の魚たちなど、神秘的な生命力を現すその存在を真っ直ぐに描ききるのは、自らと時代への張りつめた危機意識が成せるものにちがいない。     島田誠

1F deux 10/12(土)~17(木) 12:00-19:00
*火曜日は-18:00、最終日は-16:00