子供のころから空想するのが好きでした。浮かぶイメージは色や形の組み合わせだったり、連鎖する光だったりと取り留めのないものでしたが、日常の中で目にした光景とリンクしたとき、これらが自分の中で特別なものとなりました。それらは決して珍しい光景ではありません。窓から差し込む光がもたらす陰影やザラッとした壁。名も知らぬ草花や無機質な雑踏など、いつか見た何気ないものです。それでもそれを特別だと思った気持ちを大切に、目を閉じて見た景色と目で見た景色をカタチとして表現出来たらと思っています。
金田尚子

金田尚子は栃木在住にも関わらず2007年からポウ展に欠かさず参加。写真、版画、コラージュなどの技法に挑戦。
私は2回の兵庫県立美術館でのポウ展(2010、2017)で出会って、この個展に繋がった。いま、技法ではなく自分が表現したい地平、そこへの道が明らかに見えてきたようだ。確かな次の一歩であることを願っている。
島田誠

会場:1F deux
会期:2019年8月31日(土)~9月5日(木)11:00-18:00
※最終日は16:00まで