長く絵をかいてきたが、中でも力を注いだのは油彩。その重みから解放されたいのか、時に水彩やドローイングに集中する。
いずれにしても、先を見越したり特定のイメージに繋げようとはしない。からだにあるだろう蓄積はそのままに、からっぽの緊張でいきなりのタッチ。反応する次のタッチ。何が起きるかわからない。だからかく。見えぬものに手を伸ばす。それが僕のモチーフ。
東京に暮らした随分昔、新幹線が大阪までしかなかった時代のことです。郷里である四国、宇和島との道すがら。山陽本線『つばめ』の車窓から目に飛び込む赤茶色の街。「神戸だ!」と、通過する度に惹かれた光景が今も浮かびます。
なぜか縁のなかった関西。初の神戸展。僕の絵がどんな風に見え、見ていただけるのか。未知なる場所に期待しつつ出掛けたいと思っています。
吉田淳治

◆第361回 土曜サロン   アーティストトーク
「  吉田淳治さんに聞く」(聞き手:島田誠)
日時:5月25日(土)15:00~

会場:B1F un
会期:2019年5月25日(土)~  6月5日(水)11:00-18:00
※最終日は16:00まで