20年以上描き続けている青の作品を本にまとめる考えは今まであまりなかった。私にとって青という色は描けば描くほど先が見えない存在で、過去の作品を振り返るよりも今という制作の現場にいることが最も大事な姿勢と思ってきた。

2年前のギャラリー島田の個展が終了してから島田さんと何度も話し合いを重ね、それが画集出版につながった。絵に集中するため、文章や詩はブログに書くことで満足感をみつけていたのだが、島田さんから、文章や詩を含めたものが三沢かずこの絵の世界、と言われ、自分の世界をまとめてみようと思った。日常雑記のような短文を何編か画集に載せた。変化する青と、青の絵を描き続ける背景を、皆様にお伝えできたらと思う。
三沢かずこ

優れた音楽において音は思想であるように、優れた絵画においても色は思想である。三沢にとってのブルーは宇宙と同義語であり、自身の存在証明である。生涯をかけて生命体としての自らの精神の領域を「青」で追求してきた。選びとられたブルーは曖昧さを脱し、毅然としている。そこに配された形象はそこに至る精神の軌跡である。

画集「三沢かずこの青」の刊行は、その追求の証であり、到達点である。

是非ともお運びください。
島田誠

第360回  土曜サロン ギャラリートーク
「三沢かずこ  自作を語る」3月30日(土)15:00~

会場:B1F un
会期:2019年3月30日(土)~  4月10日(水)11:00-18:00
※最終日は16:00まで