父がいなくなったあと、納屋の梁に妙なものがのっているのに気がつきました。ところが、三メートルほども高さがあります。にわかにどうすることもできず、そのまま放置しておきました。十年が経ち、母も去りました。母が守ってきたものをひとつひとつ引き剥がすように古家の片付けを始め、ようやく梁の上の物体を降ろしてみました。何とそれは鳥が捨てた空巣でした。今展ではその「空=クウ」(巣)を描いた油彩画などに加え、父の仕事場に残っていた道具類を、ピュアなオブジェ「作品」として並べてみたいと思っています。 林哲夫

会場:1F deux&trois
会期:12月8日(土)~ 12月19日(水)
11:00-18:00
※最終日は16:00まで