海文堂ギャラリーで初めて個展をさせて頂いて以来、ギャラリー島田では5年ぶり7度目の個展を開催致します。
イタリアへ何度も行って感じるもの。光というのは確かなモノとなってそこに存在しているということです。石造りの街並や海に当たる光は、淡い包み込むような光ではなく、光としての確かな存在感を持っています。街かどの骨董市で見つけたアンティークなモノたち。刻を経ていくとモノの使命も移り変わり、モノ自体がもつ本来の形の美しさ、風化していく色の美がたち現れてくるのです。イタリアの建物の扉や窓や壁も、そうしたモノと同じ本来の役目から解放されて、新しい何かに甦っていくように思えたのです。中世のたたずまいを残したイタリアの風景と、アンティークな静物との融合。そこから甦っていく静謐な時と光跡を感じて頂けたらと思います。
日下部直起

会場:B1F un
会期:9月1日(土)〜9月12日(水)11:00-18:00
※最終日は16:00まで