奥田は1963年の読売アンデパンダン展デビュー後、河口龍夫ら9名で美術家集団「グループ【位】」を結成し、ネオ・ダダやミニマリズム、抽象表現主義の流を汲みながら多くの現代作家へ強い影響を与えました。1971年「第2回現代国際彫刻展」(箱根彫刻の森美術館、神奈川)コンクール大賞受賞。1972年「第1回京都ビエンナーレ」(京都市美術館)、1978年「アート・ナウ‘78」(兵庫県立近代美術館)、1990年「’90兵庫の美術家」(兵庫県立近代美術館)’92、’96も。2009年「神戸ビエンナーレ2009招待作家展 LINK−しなやかな逸脱」(兵庫県立美術館)。2011年歿。2014年「奥田善巳展」(兵庫県立近代美術館)。今回は70年代のドローイング、墨による作品などと、80年以降の単色線描による多彩な作品をご覧いただきます。単色でありながらも表情豊かに感じられる作品からは、冷静さと力強さが同居した奥深い知性を感じさせます。
島田誠

奥田善巳の亡くなる直前の句
長生きはせぬと言われて八十の春  凍る墓詣でピと鳴く鳥やよし  リューマチや心意気のみルノワール  男在り夜中に独り餅を焼く

会場:B1F un
会期:5月26日(土)〜6月5日(火)11:00-18:00
※29日(火)休廊/1F森本秀樹展は通常営業 最終日は16:00まで