この展覧会は、「さんかくとてん」と言います。さんかくは中辻悦子さん、元永紅子さん、川嶋守彦さん、この三人の点がつながり、線で結ばれた形です。わたしたちは、それぞれにご縁あって、様々な結びの形の中にいることと思いますが、この「△と、」という展は、その一つの見える証のように思います。

中辻悦子さんの作品には、光と影のように、人がつながっています。顔は見えませんが、一人一人の存在の気配が漂い、つながった内と外に生まれた色や形は、わたしたち、あなたたちの間にある色々な関係の空気を問いかけてくれるようです。

元永紅子さんの作品は、何かの隙間のような、止まったり動いたりしているような、なんとも何でもないような形に、独自に調合された色が、細い糸の重なりのようになってのせられています。一つ、二つ…とつながった形が並んで、見る人を見つめ返しているようです。

川嶋守彦さんの作品は、描いた絵の表面を剥がして、それを組み替えたり、重ねたりして、作られています。ひそんだ手痕と見つめる眼差しのせめぎあいは、どこか心にひっかかり、さりげない風合いはどんな空間にもとけこんでいきそうです。

この三人の点がつながるまたとない展は、ギャラリー島田の B1F un、1F deux、1F troisの3スペースで開催されます。そして、さんかくともう一つ「てん」がありますが、一体どんな「てん」でしょうか。どうぞお楽しみに。

作品のような△の形のご案内状ができました。広げたり、折りたたんだり、三角錐の立体にしたりして、是非手に取ってご覧ください。関連イベントも、「△と、」でつながる、この時、この場所でしか体験できないユニークで素敵な会になりそうです。
どうぞ頭も心もからっぽにして、「△と、」を楽しんでください。ご来廊を心よりお待ちしております。

ギャラリー島田 林淳子

会場:全館
会期:5月12日(土)〜23日 (水)11:00-18:00
※最終日は16:00まで

第342回 水曜サロン「現代家族によるパフォーマンス」
日時:5月16日(水)18:00〜
料金:無料・予約不要
現代家族…2001年ヨシダミノル、荒木みどり、吉田省念、吉田朝麻による家族で構成するパフォーマンスグループとして活動開始。ヨシダミノル没後(2010年)もポエトリーや即興演奏、音響実験等でアプローチを行う。