木下佳通代

本展は70年代後半から80年代前半を中心として、木下佳通代(1939?94年)の仕事を概観するものです。この時期には写真に始まり、さまざまな試行を経て、再び絵画へと至る変貌が見られます。作家は「存在に対するメッセージを送るのではなく、存在そのものを創り出」すことへと変わっていったと語っています。究極的に目指されていたのは「空間の緊張感」に支えられた、「言葉を越えて存在を感じさせる表現」です。
線や形、色や質感、絵筆の動きなど美術(絵画)には多様な要素があります。外観や表現手段の変遷にも拘らず、木下佳通代の志向は一貫していました。さまざまな要素を二次元の平面に集結させ、すべてを対等にすること=等価性の実現と言えます。
森下明彦(本展企画・構成担当/メディア・アーティスト/美術・音楽・パノラマ愛好家)
1F deux 2016年 2/20(土)〜 3/2(水)  12:00〜19:00
*火曜日は 〜18:00、最終日は 〜17:00

◆特別土曜サロン 第306回
「木下佳通代の仕事を改めて振り返る」
2月20日(土)17:00〜 [無料・要予約]
講師:森下明彦

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