山口よしこ

抽象画を描くことは、作曲に似ているのだろうか。
その時々の環境や心象風景を音符に載せて作品づくりをするという点では、絵を描くことに似ているとのではと想像します。
旅やそこで出会った風景、人々、音楽(音や響き)にインスピレーションを得て作品づくりをする私は特にそう思うのかもしれません。
自然の中の様々ないとおしいもの、音楽や詩のようなものを表現できたらどんなにいいことでしょう。
豊かな自然は、まだまだ私達の周りに残されています。
今ならまだ間に合う様な気がします。
青い空を青いままで子どもたちに手渡すことができるようにと願いながら、日々作品づくりをしています。
山口よしこ

創作とは人間の営みであり、私と自然との間で何か貴いものを交歓する精神のありようのことです。山口はそれを作曲に似ているという。
筆を取りカンバスに向かうとき、すでに内在化され精神の襞となったイメージが取り出されることを待っている。
選びとられた色彩、柔らかい形象がそれに旋律を生み、リズムを与え、響きを導き、交歓された貴いものを紡ぐ。
その創るという場にあることが作家をまた育て次へと導く。
島田誠

1F deux 2015年 8/29(土)〜 9/3(木) 12:00〜19:00
*火曜日は 〜18:00、最終日は 〜16:00