井上よう子

1月美術館個展のアンケートに書いて下さった沢山の言葉(会場で溢れる思いを語って下さった方も)に絵の持つ力を思い、発信する事の責任を感じました。人の存在の儚さと切なさ、そこに残された温かさを、様々なブルーに込め描き続けてきましたが、それらを忘れずに大切にしながら、今生きている私達は、前を向いてひと時ひと時を大切に、明日へ向かわなければ・・3月まだ果てしなく荒地の続く東北の地を見、4~5月突然の哀しい別れも続き、尚更そんな思いを強くしています。明日への想い込めた作品たちご高覧頂きますよう。(25年前出会い23年前に海文堂で初個展させて頂いてからの山あり谷ありの日々、6月海文堂祭りで想っていました)
井上よう子

命あるものは必ず逝く。その哀切を抱きながら人は生きる。
井上は作品によって自らを、また人々をも慰藉(慰めいたわる)してきた。
幾層もなす自らの体験と、真摯な探求が織り込まれた地層をなし、癒しと再生という領域を超えた普遍としての人間存在への厳しい問いかけへと向かってきた。
海(marine)をこえた(ultra-)深い青の世界を幽かな光を抱いた海へと一直線に向かう道が伝える「明日へ」は、もはやリリシズム(叙情的)の希望ではなく、張り詰めた覚悟を伝え見事である。
島田誠

B1F 7/12(土)― 7/23(水) 12:00 ― 19:00
*火曜日は ―18:00、最終日は ―17:00