杉本裕子

キャンバスの白をそのまま絵具として使う。
木枠にはって、のこぎりで切る。木枠は画布をささえるものだけど、違う意味として表にあらわれる。描いた画を消す。床におちた絵具、パレット、椅子、ハコ、イーゼル、白いキャンバス、木枠。いつも、私の居るところ。そこですごす時間。
杉本裕子

ギャラリー島田での2度目の個展となります。杉本さんとは20数年前に、ある企業の仕事で描いていただきました。それから長い空白期間を経て、近くにあった小さなギャラリーで個展をされておられたのを、度々拝見し、数点が私のコレクションに加わりました。予想もせぬ組み合わせであったり無造作に破かれていたり、剥がされていたり、壊されていたり。しかし白と薄墨のやわらかな階調に包まれた空間は、美しく、どこか懐かしく、暖かく。多くを拒みながら、全てを密かにまた受け入れる。そんな魅力に溢れています。
島田 誠

1F deux 6/14(土)― 6/19(木) 12:00 ― 19:00
*火曜日は ―18:00、最終日は ―16:00