植物の中でも、気難しい植物は、己の性質に合った土壌でないと、健やかに根を伸ばしてはくれない。
どこでも根を張り、すくすくと成長する植物に憧れつつ、私は前者である。
しかし、私は、絵の中ではすくすくと成長する植物でありたい。私だけの世界を広め、深く根を張る、
その中で、思いきり生きてみたいと思う。
だから私は、絵を描こうとするのだろう。

毛利そよ香

僅かに地上に緑をのぞかせるもの。その土中に逞しく絡みあってどこまでも延びる根。
四季折々に千変万化する植物にはすべてに役割があり無駄なものは何一つない。その
命を支えるものが根であり、時には岩盤ですら割る。
見えないものであっても畏敬の念をもって根源という言葉を捧げられてきた。
毛利は自らのルーツを辿り、命を重ね、苦闘もまた希望も重ねる。土中にも微かな
春の兆しが感じられるではないか。

島田 誠

1F deux 5/17(土)— 5/22(木) 12:00 — 19:00
*火曜日は —18:00、最終日は —16:00