灰色の余白に。夏の記憶が降る。
転倒した大地は。ぼくたちを。
嫌悪しながら抱きしめる。
混沌の国旗が。渇いた魚を釣り上げて。
曖昧な気分が。空を焦がし。それでも。
凍える子午線を縫って。ぼくたちは走る。
波音は消え。風だけが見える夕暮れ。
壊れた秒針。透明な導火線。輪郭のない。
命令。光のない余白。境界線を。引く。
そして。消す。沈黙を強いる場所に続く。
余白。境界線を越えて。ぼくたちは走る。
矢原繁長

矢原繁長の展覧会を毎年続けているが今年は初めて大きな展示を行う。その仕事が
現代美術の世界で特異な位置を占めはじめている。「封印」から「境界」へと展開し、思想、哲学に関連して評価されるようになってきた。言語と造形が境界を越えていく。
島田誠

B1F 2/8(土)〜 2/19(水) 12:00 〜 19:00
*火曜日は 〜18:00、最終日は 〜17:00

作家トーク 2/8(土) 17:00〜 [無料]