ロマンチック・パーク
何かに愛着を持つということ。断ち切ることのできない思い。高木さんの作品はそういうところから出てきているように思います。捨てられたおもちゃや、人形を通して、戻らない時間や届かない未来を思うのかもしれません。透き通るようなあわい色合いは、そんな空気をさりげなく現実から遠くに連れ去って、昔夢見たような、どこか素敵な世界へといざなってくれそうです。そして対する二つの世界を行ったり来たりしながら、クスクス笑ったり、涙がポロリ流れたり。今回はロマンチック・パークと題して、B1Fでは初めての展覧会になります。夢見て、旅して、甘美なひとときを。
法橋
◆B1F deuxにて 12:00~19:00
※火曜日は~18:00、最終日は~17:00まで。