藤崎孝敏展

黄昏よ 僕は再び見つけた / 喜びよ 悲哀よ / お前らが私の描く指にまとわりついてゆく 舗道を 染めゆく夜 また夜よ / お前の孕んだ朝が生み落とされる前に 私を探し出すがよい いたわりと嘲りの哄笑が / 金となり 飛沫となり カフェのテラスに立ち上がる前に 私の名を思い出すがよい 石畳の溝を流れゆく昨日の / 干涸らびた営みが私の足を濡らす前に / 私は再び見つけたのだ 黄昏よ 黄金の悲しみよ   -CAUVINE-

「存在の本質に迫る光と闇」

藤崎孝敏の油彩を特徴づけるのは、沈黙を破って展開し、また深い沈黙に還る闇と光の相克だ。奔放なタッチで描かれるその人物画、風景画、静物画は、闇から生まれる光の情動のように思われる。闇は画家の炎える内面そのものであり、そこから沈黙を破って、光を求めて外部へ向かおうとする形象こそ、藤崎孝敏の油彩世界といってよいだろう。 藤崎孝敏の画面空間には、ことばにならないことがば隠され、うごめいている。私はそれを゛魂の彷徨゛と呼びたい。              ワシオトシヒコ(画集CAUVINEより)

今回の藤崎孝敏展について

昨年末の東京での個展でもその実力を評価する声が高かった。藤崎さんは本格派として、必ず認められていく作家でそれが出来ていないのは私の責任でしょう。必ず、認められる日が来ます。福岡市立美術館で「舟山一男と藤崎孝敏」展(2月2日~3月28日)が開催されるのを機会に、ギャラリー島田コレクションを中心に東京で発表された作品のなかから選んだ新作5点を加えその魅力の全貌をご覧いただきます。いままでの発表価格にこだわらず、独自に設定しますので、是非、ご覧下さい。ただ、藤崎さんは、来られません。

◆B1F deuxにて 12:00~19:00
※火曜日は~18:00、最終日は~17:00まで。

■会場の様子 ※画像をクリックすると拡大して表示されます。

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