-姿のかたち-

松村光秀展

多くの作家とお付き合いをさせていただいてきた。どちらかと言えば肝胆相照らすというよりも、ある距離感をもって、確かな関係がこのましい。松村先生との長いお付き合いは、まさにそうした距離の中にあった。想像を絶する体験を「身」に刻印しながら、天才的な筆力と人間に対する深い洞察として、個人的な事を相対化しながら表現し人間の事とした稀有の作家だと思います。
歳月が押し流したもの、押し流せなかったもの。沈殿したもの、洗浄したもの。それらが交差する作品から、天上の静謐と地上のひたすらな生がせめぎあった、密やかな歌声が聞こえてくる、香りが匂ってきます。現代の絵師と呼んだりしますが、江戸の異端絵師の模倣や利用とは無縁で、松村自身の深いところに体験にねざした情動が、異形のものとして表出しますが、それぞれの作品は抑制が効いて美しく、激情や感傷に流れることがないのです。

松村光秀展が再び、沖縄の佐喜眞美術館で2度目の展覧会が開催されます。
2010年8月11日~9月27日

◆B1F deuxにて 12:00~19:00
※火曜日は~18:00、最終日は~17:00まで。

■会場の様子 ※画像をクリックすると拡大して表示されます。

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