井上廣子展

1989年、ドイツ ベルリンの壁崩壊後、世界は一挙にグローバル化の波に飲み込まれた。1995年阪神淡路大震災勃発。2001年9月11日ニューヨーク同時多発テロ事件。2011年3月11日東日本大震災。この様な情勢の中、1992年より現在迄、美術家として社会性を持った作品作りを目指し現代社会の中での人間存在の意味を問い続けてきた。ここ17年来、作品点の為にアジア、アラブ、ヨーロッパ、アメリカを歩き、各地の精神病院、少年院、強制収容所等、隔離された施設の窓の内側、外側の写真、又子供達や自然をモチーフにした作品制作をしている。特に近年、辺境と言われる地域に滞在することが多くなり、そこから世界全体の問題や社会構造、人々の生活が明確に見えて来る様になった。辺境で起きている問題は、他の場所でも起きている事象なのだと思う。今、私達は何を欲し、何に向かって歩み続けようとしているのだろうか。

井上廣子

関連企画 作家トーク 「井上廣子の世界」
7/16(火)18:30開演(18:00開場) 無料
語る人:井上廣子  聞く人:島田 誠
開催中の井上廣子展に関連して、作家による作品解説と、その根源にある意識をお聞きします。現代が抱える諸問題は、問題の表層や地域や現象は変っても根源的には同じ根から発しているのではないか。井上さんは、特定の病理を明らかにしながら世界を訪ね、根源を凝視し、普遍に至る。

◆B1Fにて 12:00~19:00
※火曜日は~18:00、最終日は~17:00まで。

■会場の様子 ※画像をクリックすると拡大して表示されます。

会場の様子1会場の様子3会場の様子5会場の様子2会場の様子4会場の様子6