• 藤飯千尋展「最後の砦」2020.10.24(土)– 11.4(水)人の痛みや悲しみに触れると、それを描かねばと思う。そのことを世に知らせねばと思う。 私たちは今、歴史の転換期にいるのかもしれない。社会の暗部、人間性の本質が曝け出されてゆく。「最後の砦」、私達にとって本当に大事なもの、それを守ることができますように。 藤飯千尋   ギャラリー島田でデビューしたころのことはよく覚えている。純粋に怒りまくっていた。それは世の中の不条理について。それは表現の純粋さでもあり正すものではなかった。でも、それではなにも変わらないことに苦しんだことが視野を広げた。そしていまパンデミックに世界がある。そして浅はかな人知を超えた新しい世界に否応なく直面する私たち。藤飯は今こそ表現者として語るべきものと出会った。それがどれほど苦難な道であろうとも、宇宙に放たれる閃光は今の標としてあることは確かである。 島田誠 会場:1F trois 会期:2020年10月24日(土)- 11月4日(水) [...]
  • 南輝子展「ROY - CWRATONEⅡ」2020.10.24(土)– 11/ 4(水)星の修羅 地の修羅 流せさやながせ命の修羅の夜の湯浴みよ 今年2020年は阪神淡路大震災25回忌です。 25年前、ジャズピアニスト板橋文夫は神戸の震災支援に駆けつけてくれました。 そして精霊流しの曲「ロイクラトーン」を弾いてくれました。 ここから神戸と板橋さんとの絆が生まれ、ギャラリー島田や松方ホールでの鎮魂追悼コンサートへ、岩岡町祈りのコンサートへ繋がっていきました。 地球全体がコロナに病むいま、あらためておもう。 苦しい時辛い時、人にとって音楽や美術や詩歌は、何ものにもかえがたい慰めであり喜びであると。 南輝子   白百合は身悶え、ピアノは咆哮する [...]
  • 「きたむらさとし展」2020.10.10(土) – 21(水)ひとりの男の子が、ためたお小遣いをにぎりしめてマーケットに行きます。生まれて初めての買い物。マーケットにはたくさんのお店があって、男の子はなにを買おうか迷うばかり・・・その時、事件が!という展開の新刊絵本『スマイルショップ』(岩波書店、10月刊行予定)をはじめ、絵本の原画とともに絵画、立体の近作を展示します。 長年イギリスで絵本作家として活動してきましたが、2009年に帰国、そして2018年に神戸に移住しました。その後、わずかな間に驚くほどたくさんの興味深い人々の知己をえました。なかでもギャラリー島田の島田誠さんと知り合えたのは、この上ない幸運でした。今回、この地で初めての個展を開くことになり、私の神戸時代の新しい一節が始まりました。 きたむらさとし   会場:1F deux&trois 会期:2020年10月10日(土)- 10月21日(水) 11:00-18:00 ※最終日は16:00まで ◆オンラインでの公開も予定しています。
  • 沢村澄子展「花」2020.10.10(土)– 21(水)まだ春の頃、ことごとくイベントが中止になり行き場を失った花々が、花屋さんから届きました。桜、カーネーション、フリージア、薔薇、チューリップ、ストック、菊…。花束ではなく組み合わせもなく、各々が新聞紙にくるまれて、両手にも抱えきれないほど。 花たちはわずかにくたびれており、それでも、その下に鮮烈なイノチがハッキリと見えて、やはり美しかった。わたしは花に癒され、花に励ましてもらいました。 その日から思うのですが、書は、花ではないのですか。 沢村澄子   沢村澄子は異端の書家である。異端というのは正当との激しい葛藤があってのことであり、技法のことではない。異端は問う。君は悲しくはないか。時には燃え、時には沈む。それが奔放の沢村の泥道を均し痕跡を整えてきた。それが美しくあるのは「そのうちに秘めてきた漲るもの」があってのことで、それが私を捉え、私の言葉を封印する。 島田誠 会場:B1F un 会期:2020年10月10日(土)- [...]