岡田久美子展 B1F unにて5月11日まで開催中

地下unでは、岡田久美子さんの個展を開催中です。ギャラリー島田では2019年以来のご登場です。

展覧会紹介ページはこちらからご覧ください。

前々回より、そして前回よりさらに、景色は具象的に浮かび上がっています。

描かれているふうのきの葉や、欅の葉、公園は、すべて岡田さんの身近にある風景です。知らないものは描かない、身の回りから離れず毎日見ているものだけを描きます、と仰います。葉っぱの一枚一枚の個性や、射し込んでいる陽の光の柔らかさまで、目の前でその景色を眺めているかのように視覚に飛び込んできます。

窓際のクマの置き物。植物や公園の景色が広がる作品のなかで、どこにいてもらおう?と試行錯誤。実は、ふうのきの見える場所とクマのいる場所は、部屋の窓のそれぞれ外側と内側の風景です。最後はふと温かみを感じられる場所に落ち着きました。ぜひ会場でもご覧ください。

こちらは、岡田さんの絵画教室でモデルをつとめている方々を描いたデッサンと水彩画。生涯で子どもをモチーフとした絵画を多く残したフランスの画家バルテュスから、「バルテュスの子供たち」とタイトルをつけられた作品たちは、モデルさんの個性や人柄までもが静かににじみ出てくるようです。岡田さんの、人物と向き合って描くことに注がれた愛情が伝わってきます。

ふと肩の力を抜いて、日常の傍に寄り添える空間となっています。

会期は5月11日(水)まで。みなさまのご来廊をお待ちしております。