□■□2014年12月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
Info―1042号
ありえねぇ
1蝙蝠日記 ありえねぇ
2展覧会 ゴトウ千香子『忠臣蔵』展in弘道館
3今日の言葉 「希望」を捨てないかぎり「敗北」はない
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蝙蝠日記 希望が起こす奇蹟または無私が起こす奇蹟
前号で書いた「希望が起こす奇蹟」は私の手違いでお読みいただけなかった
ですね。大変、失礼しました。
http://gallery-shimada.com/koumori/?p=449
◆
連日、加川広重プロジェクトの準備で追われています。
小さな実行委員会も、関るスタッフも増え、連携をとりながらですが、みんな、どんどん
熱くなって、連日、膨大なメールが飛び交い、朝2;30頃送られてくるメールを朝5:00
に起きた私が読んで返信し、という際限ないキャッチボールが続いています。
希望が起こす奇蹟はそのことを書いています。
◆
6種類のチラシと会場でお渡しするプログラム。4万枚くらいになるでしょうか。
それらのデザイン、印刷、発送など。そのためのスペースを確保するためにギャラリー
のバックイヤードを改装するなど。これをてんてこ舞々というのですね。
◆
「そのことが大切なことである」と心から思えたとき、人は素晴らしい仕事が出来る。
そのためには「無私」であることが大切だと思います。
明日のラジオでも話すことですが、
レベッカ・ソルニットの「災害ユートピア」のエピローグ ー廃墟の中の通り道よりー
に書かれている言葉です。
災害は、世の中がどんなふうに変れるか――あの希望の力強さ、気前の良さ、あの結
束の固さ――を浮き彫りにする。相互扶助がもともとわたしたちの中にある主義であ
り、市民社会が舞台の袖で出番を待つ何かであることを教えてくれる。(略)
だが問題は災害の前や過ぎ去ったあとに、それを利用できるかどうか、そういった欲
求と可能性を平時に認識し、実現できるかどうか。
加川プロジェクトとは
舞台の袖で出番を待つ市民社会を平時に認識し、実現する試みと言ってもいいでしょう。
12月17日に公式に全体像を発表し、幅広く広報し、専用HPやFace Bookも立ち上げま
す。
◆
大切なことはみんなで作り、みんなで成し遂げることです。出来ることをDo Something
=ほんのわずかなこと でも確実に、日々、言葉でも振る舞いでも。みんなで。「今出来
ること」という一人ひとりの小さな道が一緒になって大きな道へどんな困難も乗り越える
力となるのではないでしょうか。
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ラジオ関西「ひょうごコミュニティーカレッジ」で明日、話します。
12月13日(土)6:30から7:00 再放送 14日(日) 5:00〜5:30
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ゴトウ千香子「忠臣蔵」展 in弘道館
14日(日)までです。
由布院からゴトウ千香子さんも今日から京都入りされています。
素晴らしい空間を島田容子がブログで報告しています。
http://gallery-shimada.com/blog/?p=5189
弘道館も本当に美しい佇まいですね。
14日(日)15:00から作家トークもあります。
◆
弘道館(こうどうかん)は、江戸中期の京都を代表する儒者・皆川淇園(みながわきえん
/1734-1807)が創立した学問所で、それを現代に復興させる挑戦をされています。
そことの交流を深められることは光栄なことです。
18日の「能あそび」は満席になりましたが弘道館とのコラボ。「加川広重巨大絵画が繋ぐ
東北と神戸」でも来年1月17日にKIITOで追悼能を企画していただきます。
◆
ギャラリー島田も、内容が多岐にわたり現代版の寺子屋や学問所のような役割を果せれば
うれしいですね。
■■■今日の言葉
加藤の生涯の言動を支えたものは何だろうか。それは人間の自由を求める烈しい情熱と、ものごとの意味を究めようとする冷徹な知性だったに違いない。(略) 世の中が悪い方向に変わりつつあるという「絶望」も深く感じていたが、それ以上に望ま
しい方向にも変わりうるという「希望」を信じ「希望」に賭けていた。
加藤は見事なまでに「希望」を捨てなかった。「希望」を捨てないかぎり「敗北」はない。
私たちが加藤から引き継ぐべきはまさに、この「希望の精神」に違いない。
鷲巣力「加藤周一を読む」から
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豊にする芸術活動に助成しています。
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