■□■□2020年11月 Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE Info―1559号 11月20日

■□■□2020年11月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE Info―1559号 11月20日

          声の記憶と秋晴れの予感

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1 蝙蝠日記  声の記憶

2 展覧会案内  石井一男展  明日21日から
         須飼秀和展  明日21日から

3 今日の言葉
  人が生きる意味があるとしたら、この<黄金の時刻>を生き切ること

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1 蝙蝠日記  
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島田誠の『声の記憶「蝙蝠日記」2000-2020 クロニクル』を刊行いたしまし
た。刊行日は11月14日、島田誠の78歳の誕生日です。20年間の活動のなかで
連ねてきた蝙蝠日記が一冊に凝縮されています。
また、島田誠が辿って来た活動の記録も、資料編「声の記録」としてお読み
いただけます。
その痕跡をどうぞご覧ください。

「耳を澄ませば、未来へと向かうエンジンの力強い音が聞こえないか。」
                  ―『はじめに「私の痕跡」より』

著者:島田誠
制作者:風来舎
発行者:ギャラリー島田
頒価:1,500 円 (税込)

ご購入は、ギャラリー島田窓口にて。または、ギャラリー島田までお申し込
みくださいませ。
多くの方にお読みいただきたく、送料無料で送りさせていただきます。
※一般書店での販売予定はございません。

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2 展覧会案内 
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今年も石井一男展と須飼秀和展の季節となりました。
初日にぐっと冷え込み、冬の訪れを感じることとなるのですが、
昨年につづき、今年も暖かい秋晴れの日となりそうですね。
ごゆっくりご覧いただける時間となれば嬉しいです。
なお、感染症対策として、マスクの着用、手指の消毒をお願いし、状況に応
じて、入場制限等させていただきますこと、ご了承くださいませ。

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石井一男展  11月21日(土)〜12月2日(水)  B1F un にて
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1992年石井さんと出会い、それから28年。寵児であり続けてきた。
石井さんに冠された「奇蹟の画家」は、その人のことではなく、生きてきた
佇まいであり、その普遍さにある。石井さんは年月を重ねても変わらず淡々
とあり、女神は清貧や孤独を宿すでもなく、美しくあった。
パンデミックの時代精神が流し去っていく禍禍しくも虚飾まみれの男性論理、
そこに背を向ける女性たちの佇まいはなべて美しい。その姿と自然体のまま
にある石井さんと作品は、今、思いかげないほど新鮮な気を孕んでいる。
是非、その世界に浸っていただきたい。

島田誠

展覧会情報はこちらからご覧ください
http://gallery-shimada.com/?p=7073

***初日対応につきまして***
11/21(土)石井一男展初日にお越しの皆様へ
開廊前より多くの方にお並びいただいた場合は、下記のように対応させてい
ただきます。

・11:00から入場整理券を配布致します。
・11:00より、番号順に10名ずつご入場頂きます。
・まずは作品をゆっくり鑑賞していただいた上で、10分経ちましたら整理券
番号順にご希望をお伺いいたします。
・様子を見て、12時頃以降はご自由にご入場いただけますが、状況により人
数制限をさせていただく場合がございます。
ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。

http://gallery-shimada.com/blog/?p=10099

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須飼秀和展  11月21日(土)〜12月2日(水) 1F deux& trois にて
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今年も個展を迎える事が出来ました。コロナ渦で、普段からアトリエに籠り、
一人で描く事の多い僕には、どこか遠い国の出来事のような感覚でした。
しかし、拡大を続ける中で、イタリアに暮らす姉家族の深刻な状況や東京で
暮らす知人達の生活の変化に、他人事ではないと実感しました。
毎日新聞朝刊・兵庫県版では、毎月一度、兵庫県の風景を描いているのです
が、絵を描いた場所へは、是非、行って欲しいと思うのですが、電車移動や
都市部での密になるところはなるべく慎むようにしました。普通や当たり前
に時間が過ぎて行く事のありがたさや、コロナを機に見つめなおさないとい
けない事の多さも知りました。描ける事や発表出来る事に感謝しつつ、過ご
していきたいです。

須飼秀和

展覧会情報はこちらからご覧ください
http://gallery-shimada.com/?p=7076

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4 今日の言葉  
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人が生きる意味があるとしたら、この<黄金の時刻>を生き切ることです。
そこでだけ出逢える地上の生ヴィータにひたと見入ることです。

「黄金の時刻(とき)の滴り」辻邦生 講談社 P169

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