■□■□ 2020年11月 Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE Info―1557号 11月3日

■□■□ 2020年11月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE Info―1557号 11月3日

    南輝子展・藤飯千尋展 会期終了間近

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1 蝙蝠日記  

2 展覧会紹介  南輝子展「ROY-CWRATONE2」 4日まで
         藤飯千尋展「最後の砦」 4日まで
         アートの架け橋 7日から
         上村亮太「アネモネ戦争」普及版出版記念展 7日から

3 今日の言葉  運命の人
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1 蝙蝠日記
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概ね予定の人生を生き終えて何の苦もない今を生きている。
ここ数ヶ月は、服部正さんの座礁船に導かれその跡を辿れば、シアターポシェットの佐本進さんに至る。
今、私はその糸を手繰りよせるように残されたみずからの「今」を慈しんでいる。

私が書き残してきたここ20年の蝙蝠日記を辿る『声の記憶 「蝙蝠日記」2000-2020 クロニクル』が間もなく刊行される。 内容についての選択は全て伊原秀夫さんによるものである。
佐本進も服部正も悲劇の人生を生きたが、私は、いずれにも関わり本として残し、前者では「天の劇場から」、後者は「座礁船」としてある。

その霊を呼び戻すように、私自身のターミナルがしっかりと見えてきた今、毎月の画廊通信からのクロニクルを編むことになった。
佐本進さん、服部正さんの遺言のごとき本を手掛けた編集者 伊原秀夫さんの手による。
このことが暗示することは誠に興味ぶかい。

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2 展覧会紹介
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南輝子展
11/4(水)まで B1 unにて
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ジャズピアニスト板橋文夫さんのオープニングコンサートの興奮もまだ冷めやらず・・・ですが、
会期ははや終盤を迎えております。

生命の輝きを放つ花や果実の明るい色彩に心を励まされます。
温かい気持ちにさせてくれるミニアチュール作品もおかげさまで大好評です。

展覧会情報はこちらからご覧ください
http://gallery-shimada.com/?p=6979

スタッフブログはこちらから
http://gallery-shimada.com/blog/?p=10020

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藤飯千尋展「最後の砦」
11/4(水)まで 1F troisにて
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深い淵を臨んでいるかのような、めまいにも似た感覚に心が震えます。
こちらも会期が残りわずかとなりました。

目くるめく絵画作品と共に、「白装束」をほどこした静謐な流木の作品も。

展覧会情報はこちらからご覧ください
http://gallery-shimada.com/?p=6981

スタッフブログはこちらから
http://gallery-shimada.com/blog/?p=10044

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アートの架け橋 ギャラリー島田コレクションをあなたに
11/7(土)〜 11/18(木)B1F unにて
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4月に開催を予定していましたコレクション展「アートの架け橋」。
新型コロナウィルスの感染拡大を受けて延期とさせていただいておりましたが、今回改めて開催をいたします。

本格的にギャラリーを始めて40年になります。
神戸という地域にこだわりながら有名・無名に関わることなく、今を生きる作家たちと共に、そしてアートを愛する皆さんと共にあります。 ひたむきに生きること。そこに生まれる作品。そこで何かが生まれること。
そうした関わりの中で、多くの作品を託されてきました。
大切なのは「居場所」です。
美術館や公的なところに作品を寄贈したり、寄贈仲介すること350点。
その活動もなお重ねています。
このたびの「アートの架け橋」は、私たちのコレクションを大事にしてくださる皆さんに、手から手へ、作品を手渡していく試みのひとつです。 作品の居場所を共に見つけていただければ幸いです。
島田 誠 と スタッフ一同

展覧会の紹介ページはこちらです
http://gallery-shimada.com/?p=7067

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上村亮太「アネモネ戦争」普及版出版記念展
11/7(土)〜 11/18(木)1F troisにて
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これは、長らく美術家として活動してきた上村が初めて制作した絵本作品です。今年3月に出された限定版は好評のうちに完売。それを手にした方たちからの熱い声におされて、今秋、装いを新たにした普及版が刊行されました。

少女が手にしているものは「言葉」「願い」そして「メッセージ」、そこからたちのぼるものは「のろし」であると、作者は語っています。

――戦争とは、どこからやってくるものなのか。その土壌を何が作ってしまうのか……。多くの人がそれぞれの場所で様々なことを模索し考えている時代に、一冊の絵本が問いかけるもの。それは、小さな力がつながっていくことの大切さと強さ。――絵本誕生までの数々の絵をご覧ください。 松田素子(編集者)

展覧会の紹介ページはこちらです
http://gallery-shimada.com/?p=7070

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3 今日の言葉
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運命の人

オリンピックから生まれたスーパースターのふたり
カシアス・クレイ(モハメド・アリ)
ベラ・チャスラフスカ
クレイはベトナム戦争の兵役を拒否。
ベラはプラハの春を支持。20年に及ぶ不遇の日々。
共に国家に歯向かい屈することがなかった。
クレイは病に侵され、ベラは息子の事件で精神に変調をきたす。
ともに過酷なうちに、なお、すくっと立ちつづける。
二人はともに1942年生まれ。
(後藤正治「節義のために」p.34から)

私と同年である。

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