■□■□2020年7月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE Info―1542号 7月1日
無愛想な蝙蝠
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1 蝙蝠日記 コウモリだって助け合う
2 7月の開廊予定のお知らせ
3 オンライン・ストア 「悩みのるつぼ」挿絵原画第二弾 本日7/1公開
4 今日の言葉 もともと地上には道はない
歩く人が多くなれば
それが道になるのだ
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1 蝙蝠日記
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世界をパニックに陥れているコロナ禍。
その起源はコウモリが持っているコロナウイルスが野生動物を通じて人間に
うつったと考えられているようです。
そんな中で、よく平気で蝙蝠などと名乗るものです。
私が蝙蝠を名乗ったのは1993年。初めてのエッセイ集を出した時でした。
商売人でもない文化人でもない、何処にも属さない。鳥でも獣でもない。
自立といえば恰好いいが、「夜な夜な徘徊」と揶揄された。
かわいいと言われ始めたのは、ハロウィンナイトのころから。
私の蝙蝠コレクションは相当なものだ。
それが今は肩身が狭い。
コウモリだって助け合う
たとえ自分が損することになっても、他人のために行動する。
このような利他的行動は、人間社会だけで見られる立派な行動というわけで
はない。
チスイコウモリという動物は、食事にありつけなかった空腹の仲間がいたら、
自分が飲んだ血を吐き戻して分け与えることが知られている。
相手が自分の家族でなくとも、同じ集団に属する仲間であったら快く血を分
ける。
吸血鬼のような恐ろしいイメージとは裏腹に、団結した社会を形成して利他
的に振る舞うのだ。
主食の血液は消化が早く、二日後獲物にありつけないと餓死してしまう。そ
のため、仲間が互いに援けあうことで、餓死のリスクを下げているそうだ。
「自分が飢え死にしそうな時は血を分けないが、後日満腹になった際にはい
つも以上に気前よく分け与える」「いつも助けてくれる相手がたまに分けて
くれなくとも、関係性は悪化しない」など、人でも思わずうなってしまうよ
うな素晴らしい行動も知られている。 以下略
郡司芽久のキリン解体新書 より
(6月24日 朝日新聞 23面 から)
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2 7月の開廊予定のお知らせ
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コロナウィルス後、徐々に営業を再開しておりますが、
6月より、B1F un の一部と1F trois にて、
ギャラリー島田コレクションによる武内ヒロクニ作品展を開催しています。
ひきつづき、7月14日まで開催予定です。
(予告なく変更になることがございます。ご了承下さい。)
開廊時間は、
7/1〜7/14 12:00〜17:00 *休廊なし
7/15,16 展示作業日
7/17 休廊日
7/18〜8/19 11:00〜18:00 *毎週金曜休廊
なお、7/18〜8/19は、
2020年特別企画展「未来圏から!」を開催いたします!
http://gallery-shimada.com/?p=6860
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3 オンライン・ストア
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ギャラリー島田オンライン・ストア
きたむらさとし「悩みのるつぼ」挿絵原画。
おかげさまで大変にご好評をいただき、全国の多くの皆さまに作品をお届け
させていただいております。
本日7月1日、第2弾として、
新たに100点以上の作品を公開・販売を開始いたしました。
長年の連載の挿絵の中から、改めて選りすぐりの作品をご覧いただけます。
さらに充実したきたむらさんの作品世界で、
きっとお気に入りの作品に出会っていただけることと思います。
是非ご覧ください。
https://gallery-shimada.stores.jp/
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3 今日の言葉
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思うに希望とは
もともとあるものともいえぬし
ないものともいえない
それは地上の道のようなものである
もともと地上には道はない
歩く人が多くなれば
それが道になるのだ
魯迅
ひがのぼる(夢街道国際交流こども館 理事長)からいただいた手紙から
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