Gallery SHIMADA メールマガジン 1032 号

□■□2014年10月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
  Info―1032号
         西宮船坂ビエンナーレ2014ー
1 蝙蝠日記   アートと自然が渾然と一体となって
2 展覧会案内  河合美和展 「KAWAI MIWA WORKS 1985-2014」刊行
         TALA展   やたら楽しく賑わっています
3 今日の言葉  To dream the impossible dream

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面白いと思われたらお勧めください
#################################で
蝙蝠日記  散歩気分で
10月30日(金)重い曇空、今にも雨が降りそうななか西宮船坂ビエンナーレ2014ー
に行ってきました。今年のテーマは「感孚風動」(人の心を自然に感動させる様)。
土と火と、実りの里、船坂は小さな規模のビエンナーレですが、自然と村の歴史とともに
あり、秋の日、散歩気分で出かけるのに格好のところです。
旧船坂小学校跡が本部と主会場。入場券を500円で。前回までは無料でしたが有料が当然
でしょう。学校跡と善照寺周辺や茅葺古民家、打ち捨てられたような倉庫。そして農地、
農道周辺に点在していてアートなお散歩というわけです。
小学校では(理科実験室?)でのレグラ・マリアミューレ(オランダ)「雲の詩」は教室
の気配と雲が白く立ち上がるような造形が小さな礼拝堂となり、船坂の作家、北村美和子
(ギャラリー島田でも数回個展)さんの「PLANTAR」がまさに船坂の自然、光、空気
を柔らかく取り込み、照明を消した部屋が、たくまずして「朝」と「夕」の気配に満ちた
空間となりやすらぐ。北村さんは職を離れて打ち込んだと聞きました。
善照寺沿いの裏道に点在する作品を見ながら二軒並ぶ茅葺古民家へ。大きな家では松谷武
判さんの「東洋と西洋の狭間で」をゆっくりと見る。自身、日本人(西宮)でありフラン
スに住み、ボンド(合成接着剤)と鉛筆で松谷さんしか表現しえない精神世界を「白」「黒」
の対比に重ねて対立と融合を表す。畳の間に敷かれた2m×6m(推定)の「光―Light」
は白と黒に塗り分けらた先端に鉛のV字の舟型に灯が。床の間には、壁と一体となったよ
うな「円―Cercle」(2013)が。禅の「円相」掛軸のように馴染んでいる。
現代美術が今にも朽ちかけそうな茅葺古民家の場でまさに狭間としての作家自身の緊張
感の漲る姿を浮きぼりにして見せた。
まさに「感孚風動(かんぷふうどう)」である。
ボランティアのおばあちゃんにトイレを聞いたら、「トイレは超現代ですよ」と教えてく
れた。ここもまた東西のアートの狭間のでした。

目印にしたがって畑の道を歩いていると腰の曲がった老農夫が「これ勝手に生えてきた
南瓜やけど、これがうまいんや」と手渡してくれた。(ほんとに美味でした)
現代アートとして探しあるいていると、あるがままの自然がアート作品に見え、作品が
ただ放置された日常に見えたりする。空き地に1mくらいの石のオブジェがあり、この周りだけ黄色の花が群生している。面白いと近づくと、石はうっすらと苔むしている。 廃材が無造作に積み上げられ、ところどころ白く塗装されていたり、枯れ枝が束ねられているだけに見えるのが作品だったり、廃屋では作品なのか放置された廃物なのか渾然と している。

感性を解放して好奇心をもっていれば、いたるところにアートがある。
「感孚風動」は多分、文字化けするのでは?
下記をご覧下さい。
http://funasaka-art.com/
■■
展覧会案内
河合美和さんの30年の軌跡をまとめた作品集「KAWAI MIWA WORKS 1985-2014」が昨
日刊行されました。
河合さんは今年、兵庫県芸術文化協会から女性画家に贈られる賞を受けられ、さまざまな
自らの画家としての軌跡を作品集に纏められました。
年代毎に尾崎信一郎氏(鳥取県立博物館副館長)の丁寧な解説があり、河合さんのあくな
き挑戦の旅を案内して下さいます。
容子ブログでどうぞ
http://gallery-shimada.com/blog/
■作家の言葉は下記で
http://gallery-shimada.com/?p=2350
■TALA展 11/1(土) 〜 11/6(木)
ポップでユーモラスな遊び心に皆さん魅せられています。
ご夫妻もそのまま作品!!!!
あと二日になりました。お見逃しなく。
http://gallery-shimada.com/?p=2346
会場風景 スタッフコメントは下記で
http://gallery-shimada.com/blog/?p=5102
■■■■今日の言葉
To dream the impossible dream     
決してかなえられぬ夢を見
To fight the unbeatable foe・・    
決して倒れぬ敵を向こうに回し・・
ミュージカル「ラマンチャの男」より
蝙蝠から
「天人」(後藤正治)の中で深代惇郎が渋いバリトンで歌うくだりが出てきます。
P285

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公益財団法人「神戸文化支援基金」(こぶし基金)は兵庫・神戸の文化の土壌を
豊にする芸術活動に助成しています。
http://www.kobushi-kikin.com/
本基金へのご寄付は、公益財団法人への寄付として寄付控除の対象となります。
・みなと銀行 北野坂支店 普 1656831 公益財団法人神戸文化支援基金
・郵便振替口座:公益財団法人 神戸文化支援基金 00950-0-322393
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■発行元 ギャラリー島田・アートサポートセンター神戸
〒650-0003 神戸市中央区山本通2-4-24リランズゲートB1F・1F
 TEL&FAX 078-262-8058
発行責任者 島田誠
ホームページ: http://www.gallery-shimada.com
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