■□■□2019年1月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE Info―1458号 1月8日
新しい年が皆様にとって穏やかで豊でありますように
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1 蝙蝠日記 みなさまはどのように過ごされましたか
2 展覧会について
3 今日の言葉
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1 蝙蝠日記 今年も、どうかよろしくお願いいたします。
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長かったような、あっという間だったような日々。
私にとっては年に一度、家族が集まるかけがえのない年始です。
三人の孫は齢は離れているのですが、仲良く遊ぶ姿はなによりです。
今年、取り組まねばならないことに、ずっと心を捕らわれてきました。
でも、それがあるからこそひりひりするほどの実感をもって今を生きている
と思えるのです。
ギャラリー島田という船があたらしい寄港地へ向けて汽笛を鳴らします。
信頼するcrewとともにみなさまにご挨拶させていただきます。
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2 展覧会へのお誘い
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幕開けは…
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栃原敏子展 1/8(火)〜1/16(水)
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21世紀の始まりは栃原敏子展でした。
のびのびとした美しく、そして、さりげなく深いせかいへと・・・・
栃原敏子の言葉
http://gallery-shimada.com/?p=5802
林淳子が会場をご案内いたします。
http://gallery-shimada.com/blog/?p=8315
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高安醇展 1/8(火)〜1/16(水)
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ミニアチュール展ではお馴染みの高安醇。個展としては初登場です。
鮮烈な世界がひろがり、こちらが言葉を失います。
高安醇の言葉
私は生まれた時から耳が聞こえず、無音の世界にいます。
今も言葉の持つ微妙なニュアンスがわからずに生活しています。
自分の目にうつる光景、自然の色彩の美しさに心を打たれ幻想的な美しさを
表現したくて制作して来ました。
全文と会場風景を下記でご覧下さい。
http://gallery-shimada.com/?p=5805
島田容子が会場をご案内いたします。
http://gallery-shimada.com/blog/?p=8317
高安さんの父は高安国世(歌人・ドイツ文学)さん。
私の手元に氏の翻訳によるリルケの「若き詩人への手紙・若き女性への手紙」
(新潮文庫)がある。昭和40年1月30日 十五刷とある。
古び、ところどころ付箋があり、鉛筆で線が引かれている。
二つの展覧会
是非ともお見逃しなく。
そして
それに続くのが
新しく決まりました、
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津高先生と共に歩んだ吉田廣喜展 1/19(土)〜1/30(水)
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津高和一展(ギャラリー島田deux)と同時開催になりますが、急遽、お願いを
いたしました。
詳細はあらためてお知らせいたします。
http://gallery-shimada.com/?p=5816
豊富な資料と秘話も交えての師弟展でもあります。
御期待ください。
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3 今日の言葉
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月満ちるまで持ちこたえ、それから生む。これがすべてです。
すべての印象、すべての感情の萌芽をして、全く自己自身の内部で、幽暗の
境いで、名状し難いところで、無意識のうちに、自己の悟性の到達しえない
ところで、安全に発育せしめるようにし、深い謙虚さと忍耐をを以て新たな
明澄さの生まれいずるのを待ちうける、これのみが芸術家の生活と呼ばれる
べきものです、理解においても創作に於いても。
忍耐こそすべてです。
リルケ「若き詩人への手紙・若き女性への手紙」(新潮文庫) P21
若き日、私が罫線を引いていたところから。
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