■□■□2018年9月 Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE Info―1441号 9月29日

■□■□2018年9月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE Info―1441号 9月29日

           昨日に続いて 展覧会へのお誘い

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1 展覧会へのお誘い  東影智裕展
            住谷重光展

2 サロン  第348回神戸塾日曜サロン 東影智裕 自作を語る
        
3 今日の言葉   神様の目が、無限がひろがっている。
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1 展覧会へのお誘い
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東影智裕展  昨日の紹介に続いて
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作家の言葉から

作品自体は生きているわけではなく、死ぬこともなければ考えることもない
物質でしかありませんが、単なる物質的な存在ではなく、作品と正対する人
の意識に静かに働きかけ、生と死の狭間や境界、心や魂のような異質な存在
を感じる事の出来る作品を作りたいと考えています。

先ずは下記を
http://gallery-shimada.com/?p=5561

私との出会いは
2011年のルネッサンス・スクエア(姫路)での「大庭和昭・須飼秀和・東影
智裕 三人展」でした。須飼秀和に紹介され、、即座に、その夏の「ミニア
チュール神戸展vol.11 -Wish- 」招待。同じ年に「龍野アートプロジェクト
2011 刻の記憶 Arts and Memories」の【芸術監督】加須屋明子に見いだ
され招待され、以降、毎回。東影の作品は、「生」と「死」を切断された動
物の頭部に刻印すると共にインスタレーションとして場と響き合い、佇まな
いでおれない強度を持ちます。
それらの動物は優し気で、時に愛らしく感じさせますが、死と共存し、たん
なる死をこえた残虐さすら連想させます。

2017年に「五島記念文化財団 第27回五島記念文化賞」美術新人賞を受賞。
1年間の海外留学先を選んだのはポーランドのクラクフでした。
歴史に翻弄され占領、独立を繰り返し、ナチスのゲットーがあった地。
まさに東影智裕が自身のレーゾン・デートル(raison d’etre:存在根拠)
をかけて学ぶ場であったのです。

松浦友与によるブログです。
http://gallery-shimada.com/blog/?p=8040

小品ながら、出発点であった作品を含み
自分の作品を再確認し、次へと進む小さくて大きな展示(作家の言葉)とな
っています。

今朝、ここにインスタレーションとしての作品も展示される予定です。

お見逃しなく。

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住谷重光展
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作家の言葉です
2017年に、ラスコーの壁画展を見て、衝撃を受けました。
描く方法も、顔料や炭を、なすりつける、ひっかく、吹き付けるなど、今と
同じ行為ですし、数万年前から、すでに具象も抽象もありました。
絵画は進歩するものではなく、時代に応じて変化していく普遍性のあるもの
で、その本質はコミュニケーションだと思います。
私は樹木や海といったモティーフを通して、自然の流れに触れながら、音楽
を演奏する気持ちで描き続けています。

http://gallery-shimada.com/?p=5533

ラスコーと縄文
重松あゆみさんは「縄文」に倣い
住谷重光さんはラスコーに倣う
人が人としてあることの思いを馳せるこのごろです。

住谷重光は高校までを神戸で過ごし(御影高校―東京藝大)、現在は大磯に
住む。
なんどもギャラリー 島田に来られ、2年以上まえに本展を約束された。
会期中は全て会場に詰められる。

住谷の作品は端正である。
今回の大作(連作組作品)は大磯の海景を描き、それを丹念に白く塗り込ん
でいく作業を繰り返したものだという。
その前にたち私たちは封印され微かにみえる情景をたどる。その旅は例えば
私自身遠い記憶を引き出し、重ねる。

素描、水彩、平面、具象を経て、抽象化に至るプロセスにおいて揺ぎ無きも
のの導きをもち、それが佇まい、語り口眼差しにいたるまで貫くものを感じ
させる。

島田容子によるブログです。
http://gallery-shimada.com/blog/?p=8082
ここには写られていないが「白と黒」の平面が、そのことを語っていて雄弁
に伝えている。

是非、お運びください。

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2 サロンのお誘い
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第348回 神戸塾 日曜サロン
東影智裕 自作を語る

ゲスト:加須屋明子(京都市立芸術大学教授)
日時:10月7日(日) 17:00〜 

予約不要・無料

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3  今日の言葉
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丘の眺め

春が来てすぐそこに見える
淋しい丘のむこうになにがある?

すこし低まり、またほんのすこし登る、
そのあたりで、思いなしか窪んでいるような。

まるい肩のあたり、ゆったりした腰のあたりに
白雲がまつわる丘もあるが、

こっちの丘のシルエットはもっとすっきりしていて、
高いところにあるぶどう畑の縁の

支柱が青くなっていたり。ガラスの破片が
きらきらして、太陽がいっぱいにかがやいて。

そのうしろには、だれもいない砂浜の海みたいに、
神様の目が、無限がひろがっている。

(『ウンベルト・サバ詩集』須賀敦子訳 より)

住谷重光の海景に触発されて選びました。

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