Gallery SHIMADA メールマガジン 1023号

□■□2014年10月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
  Info―1023号
           ひときは美しい今朝の空へ
          
1 蝙蝠日記   増田寿志展に思う
うれしいメールが届きました 
2 今日の言葉  どうか愛を  やさしい愛を  海のように豊かな愛を

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蝙蝠日記  増田寿志展に思う
もう明日9日16:00までになってしまいましたが増田寿志展をDEUXで開催中です。
愛らしい小鳥やリスや白鳥やふくろうの子どもなどの美しくも愛らしい姿が白黒の
モノトーンで描かれています。毎日、毎日眺めていると素晴らしく丁寧に描かれている
以上の対象への愛、命の姿まで描かれていることに惹かれるようになりました。
ご夫妻で札幌から神戸に滞在されてギャラリーに詰められているのですが、その佇まいが
うちのギャラリーの空気感を全身で受け止めておられるようで、色々なお話をさせていた
だきました。そして増田さんが秘めている可能性と在り方にまで話が及びました。
なぜお二人はギャラリー島田を目指したのか。それは札幌の彼等が親しくされているお店
に石井一男さんの絵が2点かかっていて、後藤正治「奇蹟の画家」、「情熱大陸」のTV
で石井さんに出会い、そこから私の「絵に生きる 絵を生きる」を読み込まれたのです。
鴨居玲さんをはじめ、多くの作家さんについて話しました。
増田さんの仕事はちょっと見ると図鑑的に見えることは度々書きましたが、わたしは素
晴らしい可能性を秘めた作家であることを確信しています。必ず、これから拡がり深ま
る仕事が出来る作家です。残り会期が二日となってしまいました。お運びいただき作品
をじっくりご覧いただき作家夫妻とお出会いください。

長い話をして帰宅したらうれしいメールが届いていました。
◆◆◆◆◆中村茂隆(作曲家)先生からでした
島田 誠 様
お元気ですか。
昨日、神戸大学の食堂で神戸大学グリークラブ17回生の同窓会に招待されました。
招待された理由は、彼らが入学して最初にうたった曲が「二月のテーブル」であり、
コンクールでフェスティバルホールのステージに立って歌い、関西大学グリークラブ
を抜いて2位だったことの印象が強烈だったということを、スピーチで口々に言って
いました。
指揮者の島田さんの熱っぽさに圧倒されたこと、
貴君が書いた文章(以倉さんの奥さんが亡くなった娘さんの思い出に石井さんの絵を
買ってくれた話)の抜粋がプリントして全員に配られ、私もそのことがきっかけで、
以倉さんとのお付き合いが再開したことを話し、「二月のテーブル」を中心に盛り上
がりました。
この作品が再び演奏されるように六甲男声などに働きかけたいという話も出ました。
「燃え上がれやさしい海よ」は2012に東京六甲男声が「未婚」とともに再演して
くれましたが、「二月のテーブル」はかなり難しいようで敬遠されていますね。
私自身も大好きな曲なので残念です。そして、私も貴君が指揮してくれたコンクール
での演奏(みんな泣きながら歌っていた)が強烈な印象にのこっています。
貴君の手元にも音源はない由、私も「燃え上がれ・・」は再演のテープがカセットで
あるのですが、「二月のテーブル」はないのです。オープンリールの時代だったのかも
しれません。
とにかく、島田さん、島田さんと、まるで英雄のようなあつかいでしたよ。
一年生だった彼らには、四年生は見上げるような大人に見えたそうです。
取り急ぎ、ご報告申し上げます。
◆◆
50年前のことです。かれらがそこまで当時のことを鮮明に記憶に刻みこんでいるとは。
あの時の演奏は集中しきっていたことは覚えていてこれ以上はないものでしたが
(みんな泣きながら歌っていた)のか。
ここにも石井一男さんが出てきます。
ここに書かれている以倉さんのエピソードは私の「絵に生きる 絵を生きる」の
p232−234に詳しく書いています。(ギャラリーでお読みいただけます)
敬愛する中村茂隆先生については
http://www.shige-chant.jp/
全てのことがこうして繋がっていくことの不思議に撃たれずにおれません。
ひとときひとときを誠実に積み上げることなのですね。
今朝の美しい空をいまあることへの感謝を捧げながら見上げていました。
◆◆
お尋ねします
「二月のテーブル」の音源をお持ちのかたはいらっしゃいませんか。
◆◆
石井一男さんは10月5日に71才になられ「こぶし基金」に多額のご寄付をいただきま
した。ありがとうございました。
■土曜サロン(予告)
10/18(土) 17:00~ [無料、予約不要]
オープニングトークサロン 「不協和音」 堀尾貞治+市英昭
聞き逃せない面白いことになりそうです。
http://gallery-shimada.com/?p=2276
■■今日の言葉
窓ぎわの小鳥たちは  声をふるわせ  
買物かごの野菜は  うなだれて緑をなくした
貧しいテーブルのように 与えることを忘れた
海の上を  しめやかな調べが流れて
葬列が晴れ上がった  空を渡った
やがて冷えたコーヒーのように  朝の雨がこの窓ベを洗い
どしゃぶりの雨に とじこめられて
二月が  貧しさの歌を  歌うだろう
どうか愛を  やさしい愛を  海のように豊かな愛を 
このテーブルに この街に
この大地にと

「・・・海は何かを産もうと身もだえるけれど、本来の海の死はおおいがたい。
弔いの鐘のひびきが港町に流れ、人間の危機、警鐘が、雨の降る港町にひびきわたる・・・」(以倉紘平)

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公益財団法人「神戸文化支援基金」(こぶし基金)は兵庫・神戸の文化の土壌を
豊にする芸術活動に助成しています。
http://www.kobushi-kikin.com/
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・みなと銀行 北野坂支店 普 1656831 公益財団法人神戸文化支援基金
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■発行元 ギャラリー島田・アートサポートセンター神戸
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