■□■□ 2017年12月 Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE Info―1385号 12月5日

■□■□ 2017年12月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE Info―1385号 12月5日
 
         モーツァルトが聴こえてくる喜び

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1 蝙蝠日記  私たちと、ともにあるお二人の 

2 展覧会から 明日まで

3 今日の言葉
  私は無愛想で、頑固でしばしば戦闘的にもみえたろうと思う。
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1 蝙蝠日記  今日は特別な日
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私たちと、ともにあるお二人が亡くなられました。

モーツァルト   1791年12月5日
加藤周一さん   2008年12月5日(午後2時)

私は神戸モーツァルトクラブの創設からモーツァルトと同じ35年を関わって
きました。
敬愛する加藤周一さんの本が机の眼の前にずらりと並んでいます。
(その半分くらいしか読んでいませんが)
 
昨年の今日は
私の大切にしてやまないお二人に思いを馳せ、聴き、読む、心静かな一日で
ありますように と書きました。
でも、今年は耳の不調で音楽を聴くことが出来ません。(音程が狂って聴こ
える)
10月13日の「こぶし基金」の25周年の交流会で合唱の指揮をしたのですが、
その 時に歌って下さったプリマドンナ永井和子先生が、嘆く私を「ベート
ーベンは耳が聞こえなくても、頭の中では完璧な音楽が鳴っていて第九の指
揮をしたのです」と強く励ましたのでした。
今朝、朝まだきの神戸の街を眺めながらモーツァルトのことを思っていたら、
なんと、狂うこともない瑞々しいモーツァルトが聴こえてきたのです。
それらは記憶のなかにある断片なのですが、音楽が失われたわけではない、
と、心が震えました。
私の日々を豊かにしてくれているお二人にありがとうと伝えながら過ごす日
でありたい。

そういえば今日はスェーデンで中島由夫さんが77才の誕生日を迎えられまし
たね。
おめでとうございます。
 

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2 展覧会から
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好評いただいている二つの展覧会、明日(6日)までとなりました。
石井一男展は 6日 17:00まで
金井和歌子展 6日 16:00まで
お見逃しなく、お運びください。
  

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3 今日の言葉
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私は無愛想で、頑固でしばしば戦闘的にもみえたろうと思う。みずからその
ことを知らなくはなかったが、他人の思惑はあまり気にならなかった。
住むということは、そこで経験が蓄積され、相互に干渉して、あるときには
過去の経験が現在の経験を強め、あるときには現在の経験が長く忘れられて
いて過去の経験を浮かびあがらせ、そういう過程の全体が具体的な持続とし
て感じられるということだ。
人種優劣の議論のほとんどすべては、要するに論者の知識の不足を示すにす
ぎない。しかし不幸は、知識の不足が、しばしば歴史を動かしてきたという
ことである。  
加藤周一(続 羊の歌から)

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