■□■□ 2017年11月 Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE Info―1382号 11月27日

■□■□ 2017年11月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE Info―1382号 11月27日

          食物と戦争と記憶 ―パンと野イチゴ

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1 蝙蝠日記
  不思議な循環

2 展覧会案内 
  とても賑わっています。

3 神戸塾 火曜サロン
  「食物と戦争と記憶 ―パンと野イチゴ」 山崎佳代子さんをお迎えして

4 今日の言葉  
  繰り返しのない一人一人の運命は、民族や国で括ることのできない、
  宝石のような輝きだ。
 
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1 蝙蝠日記  不思議な循環
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昨年7月に三つ目のギャラリー島田、Troisをオープンしました。
TroisはCollectionをご覧いただくところなのですが、今回、初めて個展を
開催、全部で三つの展覧会を開催するという無謀なことになりました。
でも、とてもいい感じです。
是非、お運びください。

石井一男展は、毎日、新しい作品も加えて展示替えし、ご覧いただきます。

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2 25日からはじまった三つの展覧会
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石井一男
須飼秀和
金井和歌子

それぞれが全く違う世界なのに、
来られたみなさんが、それぞれをゆったりと。

遠くから来られたかた、おなじみのかた。
長い時間を過ごされ、
二日間にわたってこられたかたも
三人の作品を買われたかたも。

それぞれ全く違うのに、
共通しているのは「誠実さ」でしょうか。

それはお客さまにおいても同じです。
みんなが明るく、ゆったりと豊かな時間を過ごされていて、
私たちもしあわせです。
須飼さんは掌品や小品がずらりと楽しく並んでいるのですが完売の勢いで
驚きました。
来年、6月、7月のBBプラザ美術館が楽しみです。
予告のDMを置いています。

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3 第332回神戸塾火曜サロン 「食物と戦争と記憶 ―パンと野イチゴ」
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第331回 神戸塾「父たちの戦争」はとてもいい内容で心に届くものでした。
今回は「食物と戦争と記憶 ―パンと野イチゴ」を山崎佳代子さんをお迎えし
てのサロンです。

ユーゴスラビア内戦で難民となった友たちが、食物を通して戦争を語った書
物、それが「パンと野イチゴ」(勁草書房近刊)です。どんなに厳しい時代に
も、救い、歓び、希望を探らなくてはならない。そして、私たちができる一
番小さなことは、多くの不正義を潜り抜けた人々の言葉に耳を傾けること…
…。
今、生まれつつあるこの書物を出発点として、戦争とはなにか、食物とはな
にか、家族とは、友とは、そして人生とは何かを話し合う時間を皆様ととも
にできたら幸せです。
バルカン半島の戦争の記憶に、私たちの父母たちの体験した戦争、そして神
戸や東北の大震災の記憶を織り込んだときに、どんな肌触りの布が織りあが
ることでしょうか。
(山崎佳代子)

日時:11月28日(火)18:30〜( 開場 18:00)
参加費:1000 円 [ 要予約 ]
お話:山崎佳代子(詩人・エッセイスト)
お相手:季村敏夫(詩人)
今年、最後となる、とびっきりの企画です。
ご予約、お急ぎください。
詳細は下記でどうぞ。
http://gallery-shimada.com/salon/?p=385

《山崎佳代子》
1956年生まれ、静岡市に育つ。北海道大学文学部露文科卒業後、1979年、サ
ラエボ大学に留学。1981年よりベオグラード在住、ベオグラード大学日本学
教授。2016年国際日本文化研究センター研究員。ユーゴスラビア内戦時に、
難民支援グループ『ズドラボ・ダ・ステ』に参加。主な著書に、『ベオグラ
ード日誌』(書肆山田)、『そこから青い闇がささやき』(河出書房新社)な
ど、詩集に『みをはやみ』(書肆山田)など、翻訳書にダニロ・キシュ『若
き日の哀しみ』など。2015年読売文学賞受賞。セルビア語詩集Olujin breg
により2015年ミリツァ・ストヤディノビッチ=スルプキニャ賞受賞。近刊に
食物から戦争を記憶する『パンと野イチゴ』(勁草書房)。

《季村敏夫》
1948年京都生まれ。神戸で育つ。古書店勤務の後、亡父経営のアルミ製品販
売に携わる。
2012年、現代詩花椿賞受賞。

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4 今日の言葉
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ドキュメンタリーやジャーナリズムではない。「語り」という「境の唄」だ。
現代のバルカン半島の口承文芸、セルビアのバラードはこうして記された。
報道や歴史研究からはみ出して行く言葉の美しさ、味や香り、色合いや肌触
り、重さと軽やかさを記録したかった。今、語り手の名前を見ていると、な
んと素晴らしい仲間たちに守られてきたことか、と改めて思う。繰り返され
る歴史のなかの、繰り返しのない一人一人の運命は、民族や国で括ることの
できない、宝石のような輝きだ。
(山崎佳代子)

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