■□■□ 2017年10月 Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE Info―1363号 10月12日

■□■□ 2017年10月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE Info―1363号 10月12日

             Rouge brut
            赤のアウトサイダー 
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1 蝙蝠日記  いよいよ始まります 小幡正雄展

2 展覧会へのお誘い  小幡正雄展
            Pen2展

3 第329回 神戸塾 火曜サロン「小幡正雄さんのこと」

4 25th Anniversary Night  公益財団法人神戸文化支援基金
    明日18:00 開宴です。(ご予約の方 お忘れなく)
5 今日の言葉  
    わたしたちは、他人の不幸によってではなく、
    他人の幸福によって、生きたいのです
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1 蝙蝠日記
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長く暖めてきた二つの渾身の展覧会が続きます。
10月14日から始まる「Rouge brut 小幡正雄展」と
10月28日から始まる「中島由夫展」です。
小幡のRouge brutとはRougeの赤とart brutの brut(生の)を意味します。
「中島由夫Thunderbird2017」は、1985年に中島さんと出会い、展覧会を重ね
画集やDocumentを刊行し、様々にこの巨人を紹介してきました。2010年ころ
から中島由夫の評価がうねりのように高まってきました。
これから続々と発信いたします。

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2 展覧会案内
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Rouge brut 小幡正雄展    10月14日(土)〜10月25日(水)
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小幡正雄(1943〜2010)は、50歳の頃に絵を描き始めた。生活していた神
戸の福祉事業所で、ダンボールを集めては好みの大きさに切って、夜な夜な
絵を描いていた。描かれるのは、家族の情景や結婚式、バスや列車、戦車や
軍艦、そして手に入れたいと願っている楽器や嗜好品だ。
小幡の作品には、孤独で厳しい前半生を歩んできた彼の憧れや願い、恐れや
怒りが凝縮されている。平穏な終の棲家で、吐き出すように描き続けた小幡
の思いの丈を受け止めたい。
服部正(甲南大学)

まずは下記をご覧ください。
http://gallery-shimada.com/?p=4761
上記ページの末尾で本展のフライヤーをご覧いただけます。

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Pen2展     10月14日(土)〜10月19日(木)
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ギャラリー島田ではおなじみになりました、Pen2さん。
http://gallery-shimada.com/?p=4765
次回、詳しくご紹介いたします。

2つの展覧会、只今展示作業中です!お楽しみに!

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3 神戸塾 火曜サロン
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■第329回 神戸塾 火曜サロン「小幡正雄さんのこと」
日時:2017年10月17日(火)18:30
参加無料 
ゲスト:服部正(甲南大学)、山崎美和(ひふみ園)
進行:島田誠
本展覧会のコーディネーターである服部正さん、そして小幡さんのそばで生
活を支援してこられた、ひふみ園の山崎美和さんをゲストにお招きし、みな
さまに小幡正雄の世界を、より深く味わっていただくトークを開催します。

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4 25th Anniversary Night
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25th Anniversary Night
〜公益財団法人神戸文化支援基金設立25周年記念交流会〜
こぶし基金は今年で25周年を迎えました。亀井純子さんという一人の女性の
志からはじまり、一般財団法人を経て公益財団法人にまで成長しました。
明日13日 18:00から 北野ガーデンにて。
ご出席のかたはお忘れなきよう。
皆さまにお会い出来ますこと、嬉しく思います。

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5 今日の言葉
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チャップリンがファシズムに立ち向かった映画「独裁者」をつくったとき、
製作中から脅しの手紙が舞い込んだ。それにもかかわらず完成にこぎつけ、
その映画がニューヨークで上映されると連日大入りになった。

そして私は、この天声人語で知った。
その映画の、つぎの結びの言葉こそ、多くの観衆の心を打った名高い演説で
あったことを。
「わたしたちは、みんなおたがい助け合いたいと望んでいます・・・わたし
たちは、他人の不幸によってではなく、他人の幸福によって、生きたいので
す」(中野好夫訳)

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